生活に合わせて自由に間取りを変える、動かせる壁「casa MJE」

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2LDKや3LDKという言葉が表すように、家を作るときに間取りはだいたい決まっているもの。しかし、限られた面積を有効に使い、豊かな暮らしを実現するためには、ありきたりな間取りだと無駄が出ることがあります。ゲストルームが物置になってしまったり、家族構成の変化によって、家が使いにくくなるというのは、よくあることです。

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この部屋は、スペインにあるとあるマンションの一室。PKMN architecturesがデザインした部屋です。この家の一番の特徴は、部屋の中央に2つある動かせる壁。この壁を動かすことで、その時の家族構成や状況に合わせた家の間取りをつくりだすことができるのです。

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この壁は、ただ1枚の壁になっているだけではなく、収納と組み合わされています。テレビを収納している棚ごと動かせるので、テレビの向きを変え、1つの大きなリビングルームを、ベッドルームとリビングルームに分けることもできます。こうすることで、ゲストが来た時だけゲストルームを用意し、普段は家族がくつろぐスペースを大きくとることができるので、とても有効に家の面積を使うことができます。

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例えば、ホームパーティをする時には、全ての可動式の壁を収納することだって可能です。そうすると、家全体をほぼ1つのワンルームとして使うことができるので、たくさんのゲストが来ても快適に過ごすことができます。人数の多さによって間取りを変えられる家は、とても理にかなっているのではないでしょうか。

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家具やモノとは違い、簡単に買い換えることのできない家。だからこそ、このような可変性が求められているのでしょう。このような家を作るのは少し大変ですが、大きいワンルームを可動式の棚で仕切るなど、普段の私たちの生活の中で真似できることもあるのではないでしょうか。

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