仕事もプライベートもバランスよく楽しもう。イタリア・トリノのスモールルーム「From shop to Loft」
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仕事と生活をうまく「同居」させたのが、イタリア・トリノにあるワーキングスペースをもつスモールハウス。1階はワーキングスペースとリビングスペース、2階のロフトはベッドルームというシンプルなつくりである。
建物は幅が狭く細長い造り。天井が高く、窓は短い辺の壁のみに配置されている。そこで、石の壁を白いペンキで塗り、間仕切としてガラスやカーテンを使うなど、部屋を明るくする工夫がなされた。
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1階のキッチンとバスルームはコンパクトに配置され、布製のスクリーンによって見えない工夫がされている。あとは仕事用の机兼ダイニングテーブルが真ん中に置かれるのみ。実に無駄がなく、潔いという言葉がふさわしい。壁に掛けられた自転車は見せる収納として、すっきりした部屋のアクセントになっている。静かな空気の中で集中できて、仕事もはかどりそうだ。
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リビングスペースは床上げして、収納スペースを確保。テレビ台も収納になっている。床にはナチュラルなテキスタイルの数個のクッションが主張しすぎることなく、なじんでいる。色数が少ないので洗練された雰囲気だ。
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ロフトのプライベートスペースは、ナチュラルなテイストでまとめられ、すっきりとしている。布使いと木肌を生かしたインテリアで1階に比べて、温かみも感じられる。
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小さな家に住むだけでなく仕事も家でする、となるとプライベートと仕事の境界をうまくつくることが、快適な生活のカギとなる。生活感を見せない1階と、ぬくもりのあるロフト。バランスのとれた家つくりの良い例である。
文=加藤聖子
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