鳥になった気分ですごせるログキャビン「The Bird House」
イギリス、サマーセットのThe Yurt Retreatに建つログキャビン「The Bird House」は遠くから見ると、まるで鳥の巣箱みたいだ。緑の木々のなかでも分かる、大きな丸い窓が特徴である。
入口へと続く木の階段は非日常へのステップだ。ツリーハウスほど高さはないが、目線が変わるには十分な高さである。上がるうちに期待も膨らんでゆく。
中に入ってみると明るく、間仕切りのないオープンプランでシンプルなつくりになっている。インテリアは白を基調としたナチュラルカラーですっきりとまとまっている。壁の一部やキッチンカウンターは白樺の木肌模様が美しいアクセントになっていて、窓で切り取られる木々の緑もインテリアの一部だ。
丸窓のあるリビングには天窓もついていて夜には月や星を見ることができる。フロアの電気を消して間接照明の灯りだけにし、リラックスするのもいいだろう。
キッチンはコンパクトで機能性充分。バスルームも清潔感があふれている。窓があるので換気もできて、使い勝手もよさそうだ。
ベッドルームはダブルベッドとデスクが置かれているのみ。しかし2面に窓があり、寝ていても外を見ることができる。スクリーンを下ろさずに横になると、まるで森の中で寝そべっているような感覚になれそうだ。
デッキにもテーブルとイスが置かれている。晴れた日には食事をしたり、お茶の時間をのんびりと楽しむこともできる。火が焚けるスペースもあるのでキャンプファイヤーも楽しむことができる。自然との一体感を思う存分楽しもう。
鳥になりたい、と夢見たことは誰しもあるだろう。この家の丸窓を通して見る景色は、小鳥が鳥小屋のふちから身を乗り出すときに見える景色と同じだ。鳥の目線で過ごした後には、あなたの世界は、以前よりも大きく開かれたものに感じられるだろう。
文=加藤聖子
Via: tinyhousetalk.com