自然派作家もうらやむ?公園の木々に隠れる隠れ家「Thoreau’s cabin」
その小屋が近年、建築家の手を経て、正式に公園の設備として生まれ変わったという。
オランダ人は一見シャイだけど実はとても温かいハートの持ち主が多い。建物の印象がお国柄に似るのは面白いことだ。もしかしたら、オランダではオランダらしい家が建つことが多いのかもしれない。
アムステルダムを拠点とする建築デザイン事務所cc-studioは、このリノベーション後の姿を指して、19世紀のアメリカ人作家ソロー(Henry David Thoreau)の著作「森の生活」(Walden :or, the Life in the Wood)を連想すると指摘する。「森の生活」は、ソローが森に建てた丸太小屋で過ごした、2年にわたる自給自足生活の記録本だ。2世紀前の作家の生き方と、現代のわれわれが目指すスタイルがリンクしていると考えると感慨深い。