薄暗い廊下をリノベーション!ブランコみたいな机があるアパート「REFORMA DE UNA VIVIENDA EN LA GRAN VIA」 

Via: archdaily.com
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スペイン・バルセロナ市内にある70㎡のアパートは、2ベッドルームで細長い造りだ。それぞれの部屋が中庭かテラスに面していて日光が差し込み、通気性も確保されていたが、その反面、陽光が届かない廊下は年中薄暗く、オーナーの悩みの種だった。

オーナーからアパート改修の依頼を受けた建築ユニットAnna&Eugeni Buchは、通路やキッチンなどの壁を取り払った。壁がなくなったことで、ダイニングとキッチンは一体化し、明るく開放的なオープンスペースとして生まれ変わった。

改修に伴って設置されたキッチンユニットには収納もたっぷりつけられている。折り畳み式のテーブルが備え付けられ、スペースの使い勝手もよくなった。キッチンには少し低い天井が設けられ、その上にできたロフトをゲストスペースとして利用することも可能だ。

ダイニングからロフトを見上げると、ワイヤーでつるした木板に気が付く。ロフトの端に座るとちょうどいい高さの机として使えるようになっていて、プライベートな気分を味わいたいときは、キッチンの棚に設置されたはしごから上がり、ロフトで本を読むこともできる。あなただけの時間を楽しむことができるのだ。

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全体のインテリアカラーは白を基調にまとめられた。天井や家具、ドア、窓枠は木肌をいかしたナチュラルカラー、樫の木を使った天井の梁のこげ茶色もアクセントとして効いている。窓枠の下に低い収納棚を置き、目線を低くし、空間を広く見せる工夫がなされている。

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部屋に目線を変える工夫を盛り込むことによって空間にリズムが生まれている。こんな個性的な家で暮らす毎日は、鮮やかなものになりそうだ。

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文=加藤聖子
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