一口でとりこに!美味しすぎるベネズエラの家庭料理を味わってみた! by KitchHike
ベネズエラ料理をマスターしたアメリカ人のアリッサさん
世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人(COOK)と食べる人(HIKER)をマッチングするWebサービス、KitchHikeです! 旅先で現地の人を訪ねて、世界中の食卓を実際に取材してきた模様を臨場感たっぷりにお届けいたします。
第13回目は目黒に住むアリッサさんの食卓へお邪魔しました!
日本人にはあまり馴染みのないベネズエラ料理を作ってくれるのは、アメリカ出身のアリッサさん。もともと料理が大好きだったアリッサさんは、ベネズエラ人の旦那さんと結婚してから、気付くとなんとベネズエラ料理をマスターしていたとのこと。
料理好きなアリッサさんの専用パントリーもちらっと見せていただきました。 キッチン以外にこんな食料品専用のパントリーをお持ちとは、ちょっと羨ましいですね。
今回作ってくれる「アレパス」は、ベネズエラの伝統的な国民食で、トウモロコシのから作られるパンのこと。他の南米の国々、例えばコロンビアなどでも昔から食べられているようで、場所によって少しずつ違いはあるものの、トウモロコシのパンに具を挟んで食べる点は共通です。
トウモロコシの粉を水と塩でこね、ドーナツのように真ん中に穴をあけて形を整え、油で外側をカリカリに揚げていきます。
中に入れる具材は、ベネズエラでは「チキン」「アボカド」「ブラックビーンズ」が一般的なようですが、今回は「チポトレ」というハラペーニョを漬け込んだ辛いソースで炒めたスパイシーチキン、そしてチーズをチョイス。
数多くの材料が登場し、できあがりが楽しみで仕方ありません!
食べる人が自由に具材を選んで楽しめるのがアレパス♪
料理をしている途中、アリッサさんに、「アメリカ料理と言えば?」という質問をしてみました。少し考えた顔をした後に、「アメリカは色んな人種が集まって出来ている国。アメリカ中に中華料理、イタリア料理、日本料理……世界中の料理があって、強いて言えばそれがアメリカ料理なのかしら……」とのこと。他国に比べても複雑に人種が絡み合っているアメリカならではの回答でした。
ナイフで切れ込みをいれたカリカリの生地に、食べる人が自由に具材を入れて食べるアレパス。辛いソースで炒めたチキンとチーズ、そしてトウモロコシのパンとの相性は抜群。本場では屋台で売っていることも多いらしいですが、それも納得……。小腹が空いた時にアレパスを売っている屋台があれば、飛び込んでしまいそうです。これは日本に無いのが不思議なほど、日本人も好みの味と言えるでしょう。
「グラシアス&ごちそうさま!」をお伝えして、今回のKitchHikeを終えました!
実際に食べてみた感想
初めて食べるベネズエラの国民食「アレパス」。カリカリのトウモロコシ生地に、溢れんばかりのスパイシーチキン、アボカド、チーズを詰め込んで頂きました!気になるお味は……熱々のチキンの上でチーズがトロトロになって、濃厚なアボカドと香ばしいトウモロコシパンのコンビネーションがたまりません。「お、美味しい……日本にはなんでアレパスが無いんだ!」そんな風に感じてしまうほど、一口でベネズエラのソウルフードの虜になってしまいました。
ちなみにこのアレパス、見た目は小振りだけれど、具材を詰め込むとかなりのボリューム。3つも食べれば男性でもお腹が一杯になるほどなので、食べ過ぎに注意ですね!