春はパリの屋根裏部屋で!フランス発センス抜群のタイニーハウス
太陽の光が徐々に暖かく感じられる春。真っ白で爽やかな空間に窓から差し込む日光は、黄金の組み合わせではないだろうか。 それが、小さな繭のような心地のよい空間だったらなお良い。そんな憧れがぎっしり詰まった小さなアパートが、パリにある。
今回紹介するのは、なんと屋根裏部屋。もともとは使われていなかった建物の屋根裏をPrisca Pellerinさんがリノベーションした。間取りと写真を見てもらえれば分かるが、小さい上に壁が斜めの三角形の空間で、長い間放置されていたのもうなずける。そんな設計の難しい空間に、魔法がかかった。
リビングのリッチなウッドフロアを除いて、基調色は白とグレー。ぎこちなく全体を横断するむき出しの柱を、限りなく白に近いグレーにすることで存在感を軽くした。一口に白とグレートいえど、壁のレンガ、木材、セラミック、メタルなど、さまざまな素材を共用することで、間延びしない奥行きと緊張感を保っている。小さな住まいには重要なトリックだ。
屋根裏だからこその強みを生かし、窓は多めに、太陽光をたっぷり取り入れるようにした。カウンター兼用のダイニングテーブルに座れば、何にも邪魔されない空が覗く。
二人暮らしにはぴったりの小さな住まい。贅沢ではなくとも、豊かな暮らしに必要なものは全て詰め込まれている。ぎこちない屋根裏だって、センスと意欲さえあれば、ここまでできる。春のパリで、タイニーハウスの窓を開けてコーヒーを啜りながら、さて今日は何をしようかとぼんやり考える・・・・・・そんな素敵な瞬間を思わず想像してしまうほど素敵な住まいだ。
via:
Shoesboxdwelling.com