羊小屋暮らしが密かなブーム!? 「Roundhill Shepherd Huts」

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「Shepherd huts(シェパードハッツ)」をご存知だろうか?15世紀に原型ができ、18〜20世紀にはイギリスを中心に羊を育てるために盛んに使われていたものだ。見た目は小屋に車輪がついたもので、まるで電車の車両の一部をそのまま切り取ったみたいな形が特徴だ。実は最近、このシェパードハッツが密かなブームなのだ。

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休暇のためのサマーハウスやスモールハウスとしてシェパードハッツは最適。まるでそのために作られたようなフォルムとしか思えない。5世紀も前に羊たちが体験していたものを、ようやく我々も体験できるときが来たようだ。

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その火付け役のひとつが、イギリス・イーストディーン村にあるラウンドヒルシェパードハッツ社だ。小さな家族経営の会社ながら、人が住む場所としてのシェパードハッツ作りに情熱を傾けている。ただシェパードハッツを売るのではなく、これを含めたイギリスの古き良き文化そのものを売っているのだ。

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もちろん電気、ガス、水道、などのインフラを完備し、現代の利便性も忘れてはいない。庭先オフィス、B&B、期間限定の花屋など、シェパードハッツを「置く」場所はもちろんその用途もさまざまだ。最低限の機能しかないこそ、さまざまな可能性を生むのかもしれない。

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ラウンドヒルシェパードハッツは英国文化という大切な遺産を守り、享受しつつ、現代的にライフスタイルを自由に解き放ってくれるようだ。

 

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