自転車で移動するテント?「Supertramp Fabric Bike Caravan」
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モバイルハウスには、ショップになっているもの、住居として使用されているもの、オフィスとして活用されているものなど、さまざまな種類がある。サイズもタイプもデザインも多種多様だが、モバイルハウスを移動させる手段は自動車を使うのが基本。そこで筆者はふと疑問に思った。
“自動車運転免許を持っていなければ、モバイルハウスは持てないのか……?”
都会暮らしで自動車運転免許を持たずに暮らしている人も、できるだけ自動車を使わずにエコを追求したいひとも、キャンピングカーを購入する予算がないという人も、車がなくても子どもと一緒に安心してモバイルハウスをDIYしてみたいという人もいるはず。
車を運転できない人でも、車を運転するにはまだ早い学生や子どもでも、それぞれが楽しめるようなモバイルハウスのあり方はないだろうか?そこで今回紹介するのは、自転車で移動できる完全手作りのタイニーモバイルハウス「Supertramp Fabric Bike Caravan」だ。
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骨組みを作るスチール部分と車輪以外は、ほとんどがファブリックで作られたこの「Supertramp」の強みは、とにかく軽いこと。作者であるデザイナーのLehman Bは、完成と共に「Supertramp」を自転車を引いて夏のロンドンを駆け巡ったという。各地で足を止めては、ファブリックの開口部をくるりと持ち上げて窓を作り、小さなバーやカフェとして通行人を招き入れた。
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とにかく街中を駆け巡って、多くの人にタイニーモバイルハウスについて知ってもらいたいと思ってはじめたプロジェクト。自分の娯楽のためという目的は、Lehmanには最初からなかったようだ。
確かに、ロンドンのような大都会の街中で、話しかけやすそうな青年が箱型のテントのようなものを自転車で引っ張っているのを見かけたら、思わず笑顔になってしまう。公園の横にとまっていたら、子どもたちがわいわいと集まってきそうな、そんな手の届きやすいタイニーモバイルハウスの例ではないだろうか。
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