いざ想像空間へ。物書きのための小屋「Writing Pavillion」
物を書くこと、描くことはパラレルな想像世界を作る活動であり、孤独が必要なときに無限の選択肢を作りだす活動だ。限りない想像空間に没入するためには、そのための場所も必要になってくる。
アレッサンドロ・オーシニ とニック・ロゼボロという2人のデザイナーが、ニューヨーク・ブルックリンのある青々と茂った庭先の小さなスペースに物書き小屋を作った。
テーマは「建物と近代都市の社会的発展との関係」。外壁に黒く着色されたシダ材と内壁にはマツのベニア板、内装の独特な形は自然光を家の中へと導くために採用された。
家具は椅子と壁からにょきっと生えたテーブル、少しのアートワークと最低限のものだけ。上の方にある窓から差し込む自然光が、幻想的でリラックスできる非日常を提供してくれる。
物を書くだけならばどこだってできるし、自分の部屋で書くのももちろんあり。しかし、想像のための非日常空間を別に作る、そしてそこに行き着くために一度日常生活から出て物書き小屋に行くという儀式が、自分が持つクリエイティビティを最大限まで高めてくれるのではないだろうか。
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