子どもたちが集う、光あふれる図書館「Bima Microlibrary」
![](https://i1.wp.com/www.goodnewsfromindonesia.org/uploads/post/large-perempuan-indonesia-di-balik-perpustakaan-ember-2e77db7a8f93013595ccdfa449ba09ee.jpg?resize=1000%2C667&ssl=1)
南国のリゾート地、インドネシアのジャワ島では、未だに識字率が低く、さまざまな都合で学校をドロップアウトしてしまう子は多い。
空港近くにあるビマ通り近辺には、とてもモダンで美しい160スクエアメートルほどの小さな正方形の図書館がある。本や学習する空間や学習コースを提供し、学校をドロップアウトしてしまった子どもたちのよい受け皿となっているという。
![](https://i1.wp.com/assets.inhabitat.com/wp-content/blogs.dir/1/files/2016/07/Bima-Microlibrary-by-SHAU-Bandung-6-1.jpg?resize=1140%2C705)
何と言っても目を引くのは、2000個にも及ぶプラスチックのアイスクリームバケツを使用した建物の側面だ。四方から太陽の光を建物の中に取り込むことができ、館内にいる子どもたちは優しい光りに包まれながら学習できる。バケツの底をカットすることで換気機能を加え、その後ろにはスライドするドアをつけた。これで暴風雨が多いインドネシアでも安心だ。
建物の構造を見るとフレームはI 型鋼、床と壁はコンクリートで作られている。4つの鉄柱に支えられたこの未来的な正方形は、中に浮いていようにみえる。おかげで建物の下は勉強に疲れた子どもたちが気軽に集まれるスペースになっている。
![](https://i0.wp.com/assets.inhabitat.com/wp-content/blogs.dir/1/files/2016/07/Bima-Microlibrary-by-SHAU-Bandung-5-1-1020x610.jpg?resize=1020%2C610)
夜にはこのバケツ1つひとつが光り、イルミネーションとなる。まるで二進数を表現できそうな白い液晶画面みたいに見え、近未来の建物を想起させるのに一役買っている。発展途上国の未来を担う希望の光は、このような場所で形成されていくのだろう。
via:
http://www.shau.nl/
http://www.archdaily.com/
http://www.dezeen.com/