デンマークの古い漁師小屋がサマーハウスに「TINY FISHERMAN’S SHED COTTAGE」

Via: smallhousebliss.com

デンマークのユトランド半島の東海岸に位置するとある港町には、かつて漁師たちが道具を収納したり作業を行った小屋が数多く残されている。しかし漁に使われる道具の進化と共に、徐々にこういった小屋は使われなくなり、その多くが寂れたそうだ。けれども近年、そんな漁師小屋を夏の休暇を過ごすサマーハウスとして生まれ変わらせている人たちがいるという。

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こちらが、その生まれ変わった家。新しく立て直されてはいるものの、周囲の漁師小屋の中に建っていても悪目立ちすることなく元来の三角屋根を保っている。

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家の正面にある大きな窓は、出入り口でもある。

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漆黒だったエクステリアと対照的に、室内は明るい木目調。ドア兼用の窓の上に船の舵が飾られているのが、元漁師小屋の矜持を表しているようだ。

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リビング・ダイニングのそばにはキッチンが。キッチン側にも小さな窓が付いているので、家のどの位置にいても明るい光を感じることができる。電熱コンロは4口、大きなオーブンも搭載しているので、漁港に上がったばかりの新鮮な魚も思いのままに調理できるだろう。

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キッチンからさらに奥に行くと、ベッドルームがある。中央に見えるのはクロゼットと一体化した鏡に映る室内だが、目の錯覚でもう一部屋あるようにも見える。

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そしてもちろん、ベッドルームの脇にはシャワーとトイレも完備。調べる術はないが、かつてここに建っていた漁師小屋にはこんなに清潔な水回りはなかったのではないだろうか。きっと昔の漁師たちも羨ましがるだろう。

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このシンプルなタイニーハウス、1階の床面積は34.9㎡だが実はロフトもある。物置として使うこともできるが、ゲストが来たときの臨時ゲストルームにしてもいい。船窓を連想させるダイヤ型の窓がキュートだ。

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そして晴れた日には、テラスで食事をするのもいい。北欧に位置し、暗く寒い冬が長いデンマークの住人にとって、日光浴は何よりもの贅沢なのだ。夏の日差しと潮風を楽しみながら過ごせるこの家は、きっとデンマーク人にとってはどんな豪邸よりも価値があるのだろう。

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