デザインで人口問題に取り組む。フィンランドのスモールハウス「Kokoon」

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世界の人口爆発はフィンランドも例外ではない。北欧の人口増加率の加速に対して新居の数が追いついていないという。そんな中、アルト大学の学生たちがフィンランドの首都・ヘルシンキに一時的な住処としてこの家を作った。

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総床面積は35スクエアメートルで3階建て。必要なアメニティは満足に揃っている。各階は箱状になっており、写真にあるように独立したモジュールとなっている。事前に作られ、それらを運搬し、この地で合体させた。

1階にはキッチンとダイニングルームと洗面所があり、螺旋階段を上ると小さな勉強机のあるベッドルームと比較的広々としたリビングルームがみえる。一番頂上は独立した部屋として、キッチンダイニングルーム・洗面所・ベッドルームが詰まっている。

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より特徴的なのは、各階の傾斜部分に設置された大きな窓だろう。一つはキッチンにあり、景色を楽しみながら、日光をダイレクトに取り込むことができる。このような快適なキッチンで作られる料理は、より一層美味しくなるはずだ。この凸凹した外観のデザインは、この窓のためにできた必然的なデザインと言える。

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このような発想は同じく北欧で誕生したLEGO(レゴ)を彷彿とさせる。デザインによって問題を解決する北欧らしさがあり、学ぶところが多そうだ。

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