壁の文字が浮かび上がる不思議な家「DAKU Mounts Typography」
インドにあるロディという街で、アーバンアーティスト(野外の公共スペースなどの目に見える場所でアートを制作するアーティスト)のダクがひときわ面白い作品を壁に作った。テーマは「移りゆく時は全てを変える」だ。
出現する文字も人間の感情や時の経過を意味するもの。インドの哲学を具現化したようなこの作品だが、単に人生についてだけではなく、このようなアーバンアートの移り変わりの早さ、そのジャンル自体のもろさ、儚さも表現している。
刻一刻と変わる日光の位置によってできる影によって、このビルの白い壁に動的に文字が生成されるというものだ。この作品は大体9時30分から14時30分まで見ることができるが、昼であれば大抵読むことができるだろう。今まで見えなかった文字がだんだんと現れそしてまた消えていく。そしてまた明日になれば再び蘇る。
特にショップなどで応用すれば、他とは一味違った斬新な外装や内装を作ることができ、それだけで集客を見込めるかもしれない。人生において忘れたくないことを家に刻むのもアリかもしれない。