【未来を感じる住まい方】vol.1 鈴木雅矩さん「シェアハウスは自分にぴったりな住まい方」

アメリカのシアトルにある、起業家やプログラマーのためのシェアハウス「GrokHome」。快適なネット環境やワーキングスペースも提供している。Airbnb経由で入居手続きができる。世界を渡り歩くノマドワーカーにぴったりのシェアハウスだ。(photo via: airbnb.com

『未来住まい方会議』は『YADOKARI』としてリニューアルし、よりテーマ性を持った内容を読者の皆さんにお届けしています! リニューアル第1弾のテーマは「未来の住まい方」。そこで、YADOKARIファミリーや、巷の気になるあの人が考える「未来の住まい方」についてうかがってみました。

今回のアンサーは、YADOKARIでも活躍していたライターの鈴木雅矩さん。鈴木さんの考える未来の住まい方は、シェアハウスで暮らす現在のライフスタイルの先にあるようです。


【答える人】
鈴木雅矩 エディター・ライター
大学卒業後、京都の自転車屋で販売員・メカニックとして働いた後に、企業や出版社に売り込みをかけ、企業スポンサーと季刊誌の連載を獲得。8ヶ月間のユーラシア大陸旅行に出る。帰国後、2016年3月まで「未来住まい方会議」の副編集長としても活動。2016年5月に「京都の小商い~就職しない生き方ガイド~」を出版。

鈴木さんが執筆した主な記事

ナリワイの伊藤洋志さん×YADOKARI小屋部 住まいは自分でつくる時代!?全国にコミュニティビルドを広げるためには?

なぜ路上でケーキ屋をするのか?POMPON CAKESの立道さんに聞く小商い|ちいさくはじめる小商い

家に縛られず、ライフステージに合わせた住まいを手に入れたい

Q:あなたの住まいについて教えてください。
東京都内にある、一軒家をシェアハウスにしている物件に住んでいます。

Q:現在の住まいを選んだ理由を教えてください
平屋の庭付きで日当たりも良く、知人が運営しているため、入居しました。敷金・礼金がなく、家財道具も揃っているため、引越し費用が安く済むことも大きな要因でした。いろいろな場所に住んでみたいと考えているため、すぐに引っ越せるシェアハウスは自分に向いた住まい方だと考えています。

Q:住まいについてのこだわりについて教えてください
日当たりの良さと風通しの良さにはこだわっています。月々の出費を抑えたいので、家賃も安いほうが良いですね。

Q:現代の「住まいの常識」で変わってほしいと思うことがあれば教えてください
一度家を持つとそこに縛られてしまうので、もっと求めやすく、ライフステージに合わせた住まいが持てたらと考えています。

Q:あなたが思う「未来の住まい」について教えてください
「それぞれの人に適した住まい方」ができるようになればいいと思います。現代の住まい方の選択肢は限られているので、移動できる家やライフステージに合わせて引っ越せる家など、人それぞれがその時に求めている住まいを持てるようになればいいですよね。

多様化するシェアハウスの、未来のカタチは?

(c) Startup Stock Photos

鈴木さんが考える「未来の住まい方」は「ライフスタイルの変化に合わせて、住まい方の選択ができること」。確かに、その時に最適な家が、今後数十年もベストな家であるとは限りません。仕事や家族の増減、成長によっても場所やサイズの「最適」は変化するもの。人が家にライフスタイルを合わせるのではなく、その人の生き方によって家を自由に変えられるのは理想的ですね。そんな考えを持つ鈴木さんにとっては、今はシェアハウスでの身軽な生き方が一番向いているようです。

最近ではシェアハウスも多様化されており、入居者を共通の趣味や属性(シングルマザー、ITビジネス従事者など)で絞っているところもあるそう。また、ハウスシェアリング先進国であるアメリカでは、住人全員で世話する猫がいる物件なども存在するのだとか。一人暮らしの物件だとペットが飼えなかったり、自分が不在時の世話が心配だったりしますが、他にも住人が居るシェアハウスならそんな問題もクリアできそうです。

今後もどんどん進化を遂げていきそうなシェアハウス、みなさまにとっての「理想のシェアハウス」とはどんなスタイルでしょうか。ぜひご意見お聞かせください。

Via:
murc.jp
fox10tv.com
grokhome.com