これは建築革命!どこでも誰でも建てられる史上最強のシェルター「The Moon Cocoon」

via: https://www.dwell.com/

イラン人の建築家ナダール・カーリリのバックグラウンドはとても面白い。1976年に彼のデザインオフィスを閉めた後、バイクで5年間も旅に出た。そこでイランのアドベ(レンガ)の建築技法を学び、以来彼は自然と完全に調和のとれた普遍的な建築にこだわっている。

アドベは自然と調和しているが、地震ですぐ崩れてしまうのが問題だ。その結果、セラミックハウスを思いついた。が、まだまだ彼の建築革命はそれでは終わらなかった。NASAとの仕事で思いついた「月でも建てられる家」を地球の家に応用したのだ。

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サンドバックをまるで歯ブラシのペーストで描いたように円状に巻き、4つのポイントでワイヤーを通し強度を保つ。ドームの頂上にはコーベルをつけた。地震にもハリケーンにも洪水にも耐えられるという。

この家はたった5人で作ることができた。しかも、そのうち4人は建築の素人で、数週間のうちに作ったというからさらに驚きだ。持続可能であり、どこでも適応でき、しかも安価。これ以上ないほどの売り文句が並ぶ。

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自然災害のあるどの地域でも、難民のシェルターとしても非常に有効で、この上なく素晴らしい家だ。彼自身はこの出来栄えにまだ納得していないようだが、内装も驚くほどきれいでモダンである。

この技法がもっと広まれば、世界の悲しみの半分は解決できるのではないかとさえ思えてくる。それくらいの革命を彼は起こしているのかもしれない。

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