伝統を継承しつつリノベーション。アルプスの見える北イタリアの家
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北イタリアのアルプスがすぐそばにある山岳地帯。建築家のロコ・ボローミニが、朽ち果てた伝統的な家のリノベーションプロジェクトを行っている。
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敷地面積は22スクエアメートル。1階にはキッチンとリビングルーム、2階にはトイレと寝室、最上階にはさらに広い寝室を完備。2階には木製の小さなバルコニーもある。
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1階と3階には、壁いっぱいに大きな窓が取り付けられている。特に、3階の屋根上に切り取られたフレームからは、思わず息をのむほど雄大なアルプスの山脈を見ることができる。大きな窓からは自然の太陽光も降り注ぐ。
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内装はこの地域の建物から大いに影響を受けている。伝統的な強度のある石造りの壁をベースに、ラーチの木を至るところに使用した温かみを感じられる空間が広がる。このアイデアは、壁、屋根、風呂場などに効果的に使われている。
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中と外との境界を取り払うようにあしらわれた、ルザーナ石の床も趣がある。
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軽量の階段を配置し、スペースを無駄なく使う工夫も。登りきったフロアがガラス張りなのもセンスがある。
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西洋の石造りの壁は風情と耐久性があり、壊してしまうのはもったいない。リノベーションが活発に行われることによって、利便性を損なわずに、美しい街並みや風景を残していけたらベストではないだろうか。