スモールハウスと平屋の良いトコどり!進化した6畳ユニットの「casa cago」
6畳間。日本人の生活感覚に一番フィットした「空間の単位」は6畳なのではないかと私たち「YADOKARI」は考えます。
「初めてもらえた子供部屋が6畳間だった」「初めての一人暮らしは、6畳間とキッチン付きの1Kアパートだった」という方も多いのではないでしょうか。6畳という空間には、「あの家具をこう配置しよう」という想像が及びやすい不思議なリアリティがあるとともに、ある程度は持ち物のスリム化が必要なセンスも求められます。ミニマルな生活にも相性の良い間取りなのです。
2017年、そんな6畳間同士を自由につなげて住まいをつくることができる「casa cago」が誕生しました! しかも、6畳間そのものがひとつの平屋スモールハウスとしても使えるのです。そのうえお値段もリーズナブルなのだとか。
これは見逃せない! ということで、6畳の可能性を自由に組み合わせてつなげられる「casa cago」というユニットハウスを実際に体験するために、 YADOKARIが「SHARESラグーナ蒲郡」に行ってきました。
泊まって住み心地をを実体験できる住宅展示場「SHARESラグーナ蒲郡」
「SHARESラグーナ蒲郡」は、ヨットなどのマリンスポーツも盛んな三河湾のほとりに建てられた住宅展示場です。風光明媚な海を目の前にした贅沢な立地ですが、「贅沢」なのは場所だけではありません。なんと家を見学するばかりではなく、実際に宿泊して住み心地を体験できるという欲張りなオプションも選べるのだとか。今回、この「SHARESラグーナ蒲郡」で「casa cago」の実物を見学しながら、プロジェクトを手掛けた株式会社シンカ(以下シンカ)畠孝二郎さんとカーサプロジェクト株式会社(以下カーサプロジェクト)山口智之さんにお話しを伺うことができました。
西三河を拠点として注文住宅・新築住宅を手掛けるシンカは、お客さまから「要望をすべて叶えてくれた!」とのフィードバックも多い地域密着型の建設会社。そんなシンカが、全国の工務店をネットワーク化(カーサプロメンバーズ)して「casaシリーズ」という商品住宅をクリエイトするカーサプロジェクトとタッグを組んだことが非常に興味をそそります。オーダーメイドのイメージが強い注文住宅と、ある程度規格の決まった商品住宅。二社が得意とするその2つのコンセプトは、「casa cago」の中でどのように活かされているのでしょう。
シンカとカーサプロジェクトのコラボレーション
「シンカは、“世界にひとつだけの家を作ろう”を合言葉にした、どちらかというと完全注文住宅の会社です。でもお客様の注文をただそのまま受け入れているだけでなく、要望を100%取り入れたうえでデザインや機能で整える提案型のスタイルをとっています」そう語るのは、シンカの畠さん。
そんなシンカの技術や企画力に注目したカーサプロジェクトがこの「casa cago」の企画を持ち掛けたのだそう。カーサプロジェクトのほうでは「シンカさんに断られたら、この企画は無かったことにする」という程の惚れこみようだったのだとか。
「場所柄としても、実績からいっても、シンカさんしか考えられませんでした。シンカさんにOKをもらえたらから動き出した企画なんですよ」とカーサプロジェクトの山口さんが語ります。
では、そんな2社がコラボレーションした「casa cago」の概要を見ていきましょう。
組み合わせ自由自在の6畳ユニット「casa cago」
カーサカーゴという名前は、「cargo」(貨物)と、かご(籠)をイメージして作られた言葉。カーゴと呼ばれる建物が3640mm×2730mmの6畳一間からできていて、そのカーゴをつなげたり自由にレイアウトできたりするユニット式なのです。
今回この「SHARESラグーナ蒲郡」に建てたモデルハウスは8戸の6畳カーゴを連結し、中央にウッドデッキと露天風呂を設置した贅沢な造り。
「両方の建物のウイングに対して真ん中をウッドデッキでつなぐ中庭形式にしています」
「このスペースは最初は付ける予定がなかったんですが、『あ、こんな風にもできるんだ』ということに気付いてもらえるよう設置してみました。私たちの仕事って自由な住まい方へのヒントを提供することでもあると思っているので」と畠さんが語ります。
そしてウッドデッキから海を背にして右側には、広々としたリビング・ダイニング・キッチンの空間が。ここは3戸のカーゴをつなげて18畳分の間取りになっています。規格が決まっている「casa cago」は、建物同士の壁を取り払ってユニットを作りやすくアレンジが自在なのだとか。
「6畳ユニットなので、6畳を例えば7畳にしてくれというと、コストが高くなると思います。でも、6畳ごとの組み合わせであれば、もう構造も連結しやすく決めてあるんです。材木屋さんとカーサプロジェクトさんの間で提携をしていて、図面も一番効率のいい内容を描いてもらっています。プレカットというものですね。そういった部分でもコストを削減する工夫を行っているんです」と畠さんは自信を見せます。
アレンジができるのは連結ばかりではなく、室内にクローゼットなどの収納を取り付けることも可能です。カーゴ内の6畳のスペースを、好きなように分割して使うこともできるのです。もし希望があれば、寝室にクローゼットのみならず水回りを付けられるオプションがあるのだとか。ある程度の規格がある中で好きにアレンジを楽しめるという、まさに注文住宅と商品住宅の良いとこどりを楽しめるわけです。
もちろん、「casa cago」には浴室だって作れます。洗面所に洗濯機置き場も付けられて、快適性も自在にデザインできるのです。
「ユニークなアイデアだけでなく、お客様が快適に暮らせるスペックやクオリティを大切にしています。あとはカーサカーゴはメンテナンスがほとんどいらないというのも大きいなポイントですね。外壁に杉板を張って、あとは漆喰(しっくい)を塗っているので、基本はあまりメンテナンスはしなくてもいい状況です」
通常の家を建てる際、「メンテナンスの必要性」は施工主たちの大きな懸念なのだとか。そんな今までの顧客たちの声を反映し、カーサカーゴのエクステリアは極力メンテナンスをする必要がない造りを採用されているのです。
そんなフレキシブルで手間いらずの「casa cago」、予算も通常では考えられないほどの値段に設定されています。オプションなどの設定によっても変動がありますが、「SHARESラグーナ蒲郡」にあるモデルハウスの規模なら1500万円台での施工も可能なのだとか。
では「casa cago」は、具体的にどのような使い方を想定して生み出されたものなのでしょう。シンカとカーサプロジェクトのお2人に「住まい方の提案」をインタビューしてみました。
パーソナルな空間と家族の幸せを両立できる「casa cago」
——「casa cago」ならではの、住まい方の提案を教えて下さい。
株式会社シンカ 畠孝二郎さん(以下、畠):最近、お子さまがまだいないご夫婦2人でおうちが欲しいという方が増えているんですよ。通常の新婚さんは賃貸に住むと思うんですけど、家賃のことを考えると先に家を買ったほうがいいという方が結構増えてきていて。そういう方々がどういう家を建てるかというと、とりあえずリビングと1階に和室があって、2階に主寝室と子ども部屋2つ作ろうというのがパターンなんですよね。だけど、子ども部屋って本当に2つでいいんでしょうか。もしかしたらお子さん1人かもしれないし、3人生まれるかもしれない。そしてその部屋を当分何に使うんですかといったら、何も使い道ないですよね。だけども、将来のお子さんのためにつくるんです。子供が成長するまで10年間は要らないかもしれないのに。だったら10年後に増築すればいいのではないかと。最初は夫婦2人のために最小限の家を建てて、個室を離れでとっておくとかできればいいですよね。後に建物をつなげることができれば、そのときに必要なものを必要なだけ買うことができる。「casa cago」なら、そういうことが可能になるんです。
——離れにもできるのは面白いですね。
畠:「離れ」ということで言うと、親御さんとのこともあります。ゆくゆくは向かいにご両親のための離れをつくりたい。これも実際あります。
——昔と異なり、現代は最初からライフスタイルや家族構成を決めなくてもいいという風潮に変わってきているので、その変化に「住まい方」がフィットしてくれるという「casa cago」は新しい提案ですね。
畠:そうですね。自分も家をつくって10年経つんですけども、子どもが高校生になったので、自分の6畳の書斎を子どもに譲ったんです。今、自分の部屋がないんですよ。そうすると、家に帰っても落ち着くところがないなと(笑)。だから庭にカーゴをひとつ建てて自分の書斎にしたいんです。6畳だけで十分で、別にトイレも水回りも要らない。そこで1日中、本を読んだり、誰にも邪魔されない空間を楽しみたいですね。
——家庭内に別荘がある感覚ですね。別荘と言えば、例えば軽井沢とかに別荘を建てると維持費がかかるので、土地だけ買って「casa cago」を置いておいておくというのも良さそうですね。
畠:それで十分だと思います。ここ「SHARESラグーナ蒲郡」のモデルハウスのように3カーゴでLDKを建てれば、別荘には十分ですよね。必要であれば、あと1戸つなげようとか、1戸だけ離れで置いておこうとかのアレンジもできますし。
カーサプロジェクト株式会社 山口智之さん(以下、山口):マルチハビテーションというか、二拠点生活みたいな。将来、そんな生活したいですね。
畠:たとえば趣味の拠点として、みんなでシェアをしたりもできそうです。
——可変性があり、二拠点生活にも使える可能性がある「casa cago」ですが、他にはどのような提案ができそうですか?
畠:あとは家族と暮らしながらもパーソナルな空間を楽しめる家にできるんじゃないでしょうか。僕が今もし敷地を持っていて家を建てるんだったら、「casa cago」を4戸つくって、自分、妻、長男、長女それぞれに割り振ります。そして食事は中央のスペースで一緒に食べましょう、必ず1日1回はここに集まれと。あとはもう各自の自由。こんな使い方いいですね。だめ?
山口:いや、いいと思います!
——そのパーソナル・スペースへの思いというのは、家の中で家族それぞれの持ち物が混ざってくるのが嫌なんですか?
畠:嫌ですね。家をかっこよく建てたら、子どもが修学旅行で買ってくるお土産の置物とか置いてほしくないですもん(笑) 自分の好みで空間を統一したいんです。
山口:わかります。すごく共感できます。
畠:本来家というのは、一番自分らしく落ち着く場所じゃなきゃいけないと思うんですよ。でも、個人の趣味やこだわりの強い人って、家は落ち着かない場所になっているはずです。自分のスペースではなく、家族のスペースになってしまうので。
——ミニマリスト的に「個人のスペースの使い方を自分で再考する」ことを促すことになりそうですね。自分の6畳はこれと。
畠:そうですね。そしてリビングや寝室を完全に分離できるので、他の部屋で何かやっていても、自分の場所には全く影響ないわけです。
——面白いですね。1つの志向として、”広い空間を区切らない”というトレンドもある中、あえて区切ろうと。区切るおしゃれさもあるよねということですね。
畠:そうです。だから6畳でいいですよね。すごく落ち着く。
山口:すごくいいと思います!
インタビュー中お2人のお話はとどまることなく、次から次へと「あんな使い方」「こんな使い方」のアイディアが湧いてきていました。それほどにしっかり考えられて作られた「casa cago」は幸せな家ですね!
「SHARESラグーナ蒲郡」で、「casa cago」の宿泊体験
この企画者たちの想いが詰まった「casa cago」は、実際に宿泊して体験できる住宅展示場「シェアーズラグーナ蒲郡」にモデルハウスが建てられています。予約方法シンプルで、ホームページから申し込むことができます。この住宅展示場の目と鼻の先には、テーマパークやショッピングモールもある複合型リゾート「ラグーナテンボス」もあるので、レジャー感覚で泊まりに来るのも楽しそうですね。二拠点生活や、別荘のある生活もイメージできるかもしれません。
ライフスタイルの変化に合わせて、ミニマムなコストで家をアレンジできる「casa cago」。家にかけるコストが少なくて済むということは、それだけ時間や生活に余裕が生まれるということでもあります。その時間を自分のカーゴの中で静かに楽しんでも良いし、家族とカーゴの中庭で楽しむこともできますね。空間は6畳でも、楽しみ方の可能性は無限大なのです。家族一人一人の幸せまでもユニットできそうなこの「casa cago」に会いに、ぜひ「SHARESラグーナ蒲郡」に遊びに行かれてみてはいかがでしょうか。
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資料請求・お問い合わせ
「casa cago」の詳しい内容が知りたい、詳細資料が欲しい方々は、以下の「casa cago」専用HPよりお問い合わせ下さい。
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展示施設:SHARES ラグーナ蒲郡
愛知県蒲郡に誕生した、実際に泊まってライフスタイルを体験できる「SHARES ラグーナ蒲郡」。見るだけではなく、暮らしの体験をすることができる14棟のパビリオンと4棟の小屋が揃った、新しいかたちの住宅展示場です。「casa cago」の内覧・宿泊体験が可能です。
住所
〒443-0014 愛知県蒲郡市海陽町2丁目7−3
ACCESS
車でお越しの方:東名高速自動車道→音羽蒲郡ICより25分
電車でお越しの方:JR東海道本線 三河大塚駅下車 徒歩15分
受付時間
10:00〜18:00
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