#24 二宮ブランドの発酵茶、発酵中です!|YADOKARI✕公社二宮団地
団地のお部屋の涼しさに感動している、国際中医薬膳師の長岡桃白です。
先日「今度、二宮の茶葉をつかった発酵茶の試飲会があるよ」と教えていただいたので、いそいそと「古民家ふるさとの家」におじゃましてきました。
一色小学校区地域再生協議会の古民家クラフトプロジェクトで発酵茶の試作をしているのです。
中国茶好きなわたしは、発酵茶と聞いて「お! 中国茶を手づくり?」と軽く興奮したのですが……お話をうかがったら、もっとすごいお茶でした。
日本にもあったんですね、発酵茶。
四国・徳島には「阿波晩茶」という、乳酸菌で発酵させた世界的にも珍しい伝統的なお茶があるそうなのです。
ということで、二宮で採れた茶葉をつかって試作された発酵茶を試飲させていただきました。
日本茶のような渋味や苦味はなく、まろやかな甘味がありつつ、さっぱり!
汗をたくさんかいた夏のからだに、すーっとしみこむおいしさです。
カフェインも少なく、整腸作用があり血糖値などの改善にもよいとか。いいですね!
そして、今日(8月24日)は、なんと! オリーブ発酵茶の仕込みのお手伝いに参加してきました。
大量のオリーブの葉をひたすら摘むのですが、みなさんの軽妙なおしゃべりが絶妙におもしろく、作業していても飽きません。
年齢も属性もまったく違うみなさんと、ひとつの目標にむかって黙々と手を動かしていると、「共同体」という言葉が浮かびます。
摘んだ葉は、洗って、茹でて、揉んで、芭蕉の葉とともに漬け込みます。
オリーブの葉は茶葉のようには乳酸菌による発酵が進みにくいため、東京農業大学の支援も得てさまざまな工夫をしているそうです。
お茶が手づくりできるなんて、とてもすてきでたのしい体験でした。
完成するのが楽しみです。
(2017年8月30日記事掲載)