持続可能性とは決して日常の楽しさをあきらめることではない
環境に配慮することは我慢することである、と思っている人は少なくないのかもしれない。
だから、まるでピニンファリーナがフェラーリをデザインするかのように、環境に配慮された構造、あるいは機能が、そのまま美しい外観をつくりあげるとしたらこんなにすばらしいことはないだろう。
外観に特徴的なデザインを与えている森の木々を思わせるパイプは、雨水と排水をコントロールする再生可能システムとして機能している、というふうに。
そして、外観はあるときは海辺で、またあるときは森の中で、あるいはどこにでもあるような地方都市のどこかに置かれうるモジュールは窓越しに見えるものを尊重しつつ、ミニマリズムにも十分に配慮されたものとなっている。
一方、内部はベッドルームを中心として、バスルーム、機械室。
ベッドルームの壁面には外部にある木を思わせるパイプを模したデザインが見られ、紫と緑という配色に、ファンキーな家具がストイックなミニマリズムへのゆるやかなブレーキとなっている。
さらにここからは屋根付きのデッキスペースが開かれていて、ゆったりとしたソファだけではなく、音楽システム、照明システムが設置され、暗くなると、周囲の木々やデッキを幻想的に照らしてくれる。
環境に配慮しながら、緑を楽しむことができる現代的なスタイルがここには確かにある。
via : humble-homes.com, freshome.com