#40 二宮のとなりが気になったので行ってみた |YADOKARI✕公社二宮団地

こんにちは。

東京方面からJR東海道線で二宮に向かうと、ひとつ手前に「大磯」という駅があります。大磯といえば「大磯ロングビーチ」をイメージする人も多いはず。でも、それ以外にあまり情報がないのも正直なところ……。ということで、今回は前からずっと気になっていた「大磯」に行ってみました。

この日はお天気も良かったので、海岸のあたりも散策したいなぁと思いながら、ワクワクしながら駅に到着。

駅を出て左の方へ向かい、道なりに少し坂を登ると、なんとも素敵な洋館が目の前に。

予備知識もなくふらっと訪れたので、いきなり現れた洋館に驚きながら入り口に向かうと、「景観重要建造物・大磯駅前洋館」と案内が。

入ってすぐのところには資料館も併設され、自由に入館できました。写真は撮影できませんでしたが、奥に進むと、オーシャンビューのレストラン。店内では、ランチを楽しむ方々でほぼ満席でした。

今度はここでランチを食べたいなぁと思いました

線路沿いの小道に戻って、少し歩いていると大磯小学校の前で「島崎藤村邸」の矢印を発見。

島崎藤村が大磯で晩年を過ごしたのだそう。見事に手入れの行き届いた、程よい広さの日本庭園があり、実際に生涯を終えた部屋も残っていました。

昔はこの家から大磯の海が見えたのだとか。無料で見学できました。

ちなみに、大磯は、明治時代には「政界の奥座敷」と言われていて、吉田茂や伊藤博文、岩崎弥之助といった政財界の大物たちの別邸が立ち並んでいたのだそうです。現在もその跡地が残っているのだとか。もう少し下調べしてから来るべきだった……と後悔しつつ、海岸の方を目指して歩いて行くことに。

路地を抜けて、役所の脇を通ると目の前には照ヶ崎海岸。せっかくなので、西湘バイパスを渡って海岸まで行ってみることにしました。

砂浜が広がり、穏やかな波打ち際で釣りを楽しむ人もいました。あ〜、気持ちいい!

雲の合間からの日差しが神々しく輝いているのもステキでした。先述の先人たちも、この海岸を散歩したのかもしれないなぁと思いながら、しばし散策を楽しみました。

そろそろ駅に戻ろうかと、バイパスを渡って路地を抜け、国道1号に出ました。照ヶ崎海岸、歴史を感じるシブい和菓子屋さんを発見。お店の名前は「新杵屋」。

代々受け継がれた和菓子屋の風情を残し、おいしそうな干菓子や大福などがずらりと並ぶ店内でお土産を購入しました。とってもおいしかったです(甘いものが大好きなうちの旦那さんも思わず「おいしい!」と声を上げるほどのおいしさでした!)。

大磯駅の界隈を少し巡っただけでも、いろいろな発見や収穫がありました。下調べをあまりしないまま訪れたけれど、そのおかげでより楽しめたかも。また遊びに行きたい! 

二宮のおとなりでサクッとプチ旅行が味わえて満足した一日でした。

(2017年12月5日記事公開)