牧場の納屋を再生!ヨーロッパの素朴な隠れ家「A simple rustic retreat」
北はポーランド、東はスロバキア、南はオーストリア、西はドイツと国境を接する国、チェコ共和国。ビールの国民1人当たりの年間消費量が世界一の国だ。
そんなチェコに住む若い夫婦が、和やかなカントリーライフを求め、北チェコの田舎にある土地を購入した。その土地に残っていた、牧場の一部を再生して建てたのが「A simple rustic retreat」。
地元の建築デザイナー「Labor 13」にリフォームを依頼。古い納屋と石壁のよさをそのまま生かそうと、リサイクル素材だけを使用し、最小限のコストに抑えて完成させた。
素朴な長方形の隠れ小屋は、住むのに必要最低限なものを、並べるのにはちょうどいい広さ。シンプルな家具と手作りのキッチン。子どもたちが遊ぶための中庭もある。
5つの木製のドアを開くと、風が吹き抜ける、広々としたオープンテラスとなる。休日は、ハンモックにゆられながら、高原の風を感じ、ただ流れる時間に身を任せるのも心地よさそうだ。片手にチェコ名産ビールも忘れてはいけない。
夜になったら、ドアを閉めて、西と北側に位置する大きな窓から満天の星を楽しめる。自然のぬくもりに身を置きながら、子どもたちと大きな夢が見られそうだ。
Via: Architizer, inhabitat.com, labor13.cz
Photographs by Albert Prazak