車上生活からグランピング・ビジネスへ。旅とモノづくりを愛する男はどこへ行く

via: tinyhouseswoon.com

トヨタ・プリウスでの1年間の車上生活を綴ったBuzzFeedの記事で注目を集めた、「ホテル・プリウス」の元住人Chris Sawey。フードトラックの共同ビジネスを経て、彼が始めたのはグランピング・サイトの構築でした。クリスは、1962年のビンテージ・キャンパーをクレイグズリストで購入。8,000ドルの費用をかけて、宿泊施設としてリノベーションしました。

蚊と酷暑や暴風雨に悩まされながら、蜂の巣窟になっていた床を引き剥がし、古い木材や釘を取り除いて、15週間の期間を費やして改装を完了、「Motel Camper」と名付けて、テキサス州オースティンにオープンさせました。

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赤と白のツインカラーのレトロな外観と、再生パレット材の内装は、素朴ながらも家庭的でチャーミングな印象です。7.4㎡のキャンパー・ロッジには、ツインベッド、キッチン、液晶テレビ、無料Wi-Fi、エアコン、ヒーター、地下保管庫、屋外シャワーを装備。確かにキャンピングというより、現代的なグランピングの設備です。

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折りたたみ式ベッドは、広げることでフルサイズのダブルベッドになります。足元の上には液晶テレビが設置され、寝転んで見ることができます。

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キッチンには、2口バーナー、電子レンジ、トースター、数々のキッチン用品とコーヒーメーカーが装備され、コーヒー豆は無料提供です。

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DIY感満載のクローゼットもあります。その奥にはトイレがあり、トイレットペーパーを含む生分解性のアメニティが用意されています。エコにも気を使っていますね。

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キャンパーの屋外脇には、雨水を利用したプライベート・シャワールームがあり、電気温水器でホットシャワーも可能。そして清潔なバスローブも準備してくれます。

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共用の石炉場でバーベキューやキャンプファイヤーを楽しんだり、Netflixが映るムービーシアターで映画鑑賞もできます。

via: doityourselfrv.com
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現在サイトには、キャンパー・ロッジの「Motel Camper」と「Insta Inn」、天幕ユルトの「The Urban Yurt」の3つの宿泊施設が設置されています。Airbnbでの評価も高かったのですが、2017年9月から突然貸出がストップ。

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クリスのInstagramを見ると、グランピング・サイトを丸ごと売却して、#HomeIsHowYouBuildIt という、バンやバス、キャンパーを家に変える新しいDIYプロジェクトに移行する模様です。

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Instagramには、「本当に自分のやりたいことはモノづくりなんだ」と、悶々と悩んだ挙句のクリスの結論が記されていました。大胆だけどすぐに落ち込むナイーブな性格の青年は、モバイル・ガレージにDIY道具を詰め込んで、再び「ホテル・プリウス」の住人に戻り、旅をしながらモノづくりを続けていくのでしょう。

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