#49 団地の田んぼの藁で”輪飾り”を作りました。|YADOKARI✕公社二宮団地
秋にみんなで収穫したもち米の藁をいただいて、お正月用の”輪飾り”を作りました!
今回は年末に平塚の実家の父に習ってきました。今年は自分で作れるかな..汗。
※しめ縄は地域文化や流派によって異なります。この作り方が必ず正しいとは限りませんので、ほんの一例としてご一読ください。
昨年秋の稲刈りの様子はこちらです。しめ縄作りには、背丈の高いもち米が向いているそうなので、団地の田んぼの藁がぴったりでした。
◎藁の下準備
↓こちらが頂いたもち米の藁です。(今回使ったのはこの十分の一程度です。)
↓根元の余分な葉を取り除きます。(”ワラすぐり”という作業です。)
↓全体に水を染み込ませ、藁を柔らかくします。(上、水で湿らせた藁。下、乾いている藁。)
※ポイント!神様にお供えするしめ縄は特別な物なので、普段と同じ作り方をしてはいけないというルールがあります。
↓普段は木槌で藁を叩いて柔らかくしますが、お飾りの際は足で踏んで柔らかくします。神様にお供えするのに、足で踏んでいいのか!?という疑問はありますが..笑
◎藁を編む
↓一掴みほどの藁を麻ひもで束ね、中心から3分割します。
↓太さにアクセントをつけるため、詰め物を用意し、見えないように藁で包みます。
↓3分割したうちの2本を先に編みます。(普段とは逆の方向に)
↓残りの1本を編み込みます。先に編んだ2本を緩めながら、その隙間に入れていきます。
↓端部を麻ひもでしばり、はみ出した余分な藁をハサミできれいに整えます。
↓ここまでで”ゴボウじめ”の完成です。
↓それを輪にして端部をしばれば、輪飾りのベースが完成です。
◎タレ(垂れ)をつける
↓3本に分けた藁を、編み目の隙間に通します。
↓通した藁をまとめて縛り、余分な部分を切ります。
↓完成した”輪飾り”がこちら!
◎お飾りを仕上げる
↓しめ繩に「橙」「裏白」「ゆずり葉」「紙垂(しで)」をつけて完成です!
日本の伝統を感じる造形美ですね!
今年の年末に団地の方々と一緒に、ワークショップで一緒に作れたら嬉しいな〜!
■追記
向かって右側の紙垂の折る方向が逆だったそうです。来年は注意しなくては..涙
(2018年1月15日記事公開)