#51 葛粉がどうなったかというと……|YADOKARI✕公社二宮団地
こんにちは、国際中医薬膳師の長岡桃白です。
「掘った葛の根から葛根と葛粉をつくる 」の続きです。
はりきって葛の根を叩き、水のなかにでんぷん質を揉み出し、葛粉を沈殿させながら上澄みの水を替え続けたのです。1週間半くらい経って、だいぶん水も透明になってきたので、そろそろ次のステップに移ってもよいかなと。
上澄みの水をそっと捨てて…。
この白い部分がきっと葛粉ですね!
しかしながら、この段階で、沈殿物の厚さは2ミリほど。
葛粉のつくりかたを参考にさせていただいたサイトでは、白い葛粉部分が10センチほどあって、乾燥後、茶色い不純物とぱかっと分離させていたのですが……わたしの葛粉はどうなるんでしょうか。
で、乾燥させてみました。冬で乾燥しているので1日でカラカラに。
葛粉、できてますね!!!!!!
できてますけども……なんというか……これはやっぱり量が少なすぎて不純物と分離させるのが難しいですね。
難しいですね……(泣
途中からそんな予感はしていたのです。葛粉をたくさん採るには、もっとでんぷん質を豊富に含んだ根を探さなければ。
ご協力くださった公社のみなさま、チョウハシさん、二宮産の葛粉をおすそわけできなくて、ごめんなさい。でも、葛を掘ったり、葛粉づくりに挑戦したり、とても楽しくてためになる経験をすることができました。どうもありがとうございました。
葛粉づくりはうまくいかなかったのですけど、葛の根を掘ったときに、公社さんの敷地に生えている花ゆずの実を分けていただいたので、ゆず茶の素をつくりました。
つくりかたは簡単です。
ゆずをよく洗って、皮ごと細かく刻んで、はちみつに漬けるだけ。ジャムのように煮詰めるレシピもありますが、今回ははちみつ漬けに。農薬をつかっていないゆずなので、安心ですね。
お湯に溶いていただくと、ゆずの香りで「気」のめぐりがよくなりますよ。
(2018年1月18日記事公開)