#53「おすそわけ」で保存食を作りました。|YADOKARI✕公社二宮団地
二宮団地は内外に里山の風景を残しており、近隣には田畑やみかんなどの果樹も多いです。
団地に引っ越して、もうすぐ8ヶ月が経とうとしております。おかげさまで少しずつですが知人・友人も増えてきました。
幸いなことに、”おすそわけ”をいただく機会も増えてきたのですが、その量に驚くこともしばしばです…。
今回は、一度にたくさん頂いてしまった「おすそわけ」を最後まで美味しく食べられるように保存食をつくってみました。
◎サツマイモで干し芋をつくりました!
こちらは昨年の秋に団地の畑で収穫した「べにはるか」。サツマイモは寒さに弱いので痛んでしまう前に加工してしまいましょう!作り方は簡単!蒸したお芋を天日で干します。
↑よく洗い、火の通りが良いように縦に半分に切ります。
↑20〜30分、蒸します。
↑竹串がスッと入るくらいになったら、熱いうちに皮を剥きます。
↑十分に冷めたら、1〜1.5cmくらいの厚さにスライスして干します。
↑3〜4日間干したら完成です!(夜間や雨の日は室内に入れると早く乾きますよ。)
↑早速試食。魚焼きグリルでちょっと炙って柔らかくしていただきます。
甘さも風味も増して、美味しいです!べにはるかのしっとりとした食感も活きています!
密閉袋に入れて冷凍するとさらに長く保存できますね!
◎温州みかんでジャムをつくりました!
神奈川県の西湘地域は今でもみかんの栽培が盛んで、おすそわけを頂く機会がとっても多いです。
お隣の平塚市で生まれ育った私は、みかんを買ったことは無いくらいです。(笑
↑酸味もほどよく美味しいのですが、こんなにたくさんは…汗。
↑皮を剥いて、1cmほどにスライスします。
↑砂糖を加え、強-中火で混ぜ続けます。
↑アクを取りながら、とろみが出てきたらレモン汁を加え、中-弱火で煮詰めます。
↑好みの硬さになったら、熱いうちに煮沸した瓶に詰めます。(ジャムは冷えると固くなりますのでご注意ください)
↑早速試食。クリームチーズやヨーグルトと相性が良いです!(ちなみにパンは二宮のBoulangerie Yamashitaさんのカンパーニュです!)
◎白菜で漬物をつくりました!
さすがにこの大きさだと、どうやって食べようか頭を悩ませますね…。↑3kgはありそうな、とても立派な白菜!(汗)
↑中身もぎっしり!
↑4等分にし半日ほど天日干します。
↑外側の葉っぱは蓋に使うので取っておきます。
↑天日干した後、塩を葉っぱの間にすり込みます。
↑昆布、鷹の爪を入れ、外の葉っぱでふたをします。
↑重石をして、全体にすっぽりとビニール袋を掛け冷暗所へ。(身近な調理道具でやってみました。重石は現場でもらった御影石で代用!)
↑4〜5日すると食べ頃です。
↑早速試食。ちょっとしょっぱいかな…汗。すこし塩抜きして美味しくいただきたいと思います!
白菜の塩漬けは、野菜に含まれる酵素が発酵することで乳酸菌が作られ、整腸作用があるそうです。
5日目ではまだ酸味はありませんが、今後の味の変化も楽しみです。
◎まとめ
昔は冷蔵庫などなく、先人の知恵や経験からさまざまな保存方法が受け継がれてきました。
今でも味噌や醤油など発酵の力を借りて作られた食材が、私たち日本人の身近なところで活躍しております。
今後も温故知新の精神で、私らしく積極的に暮らして取り入れていきたいと思います!
◎お知らせ
2/3(土)には古民家ふるさとの家にて「発酵文化で醸す健康長寿の町づくり 古民家講演会」が企画されております。
発酵文化にご興味ある方はぜひ足を運んでみてください!
(2018年1月21日記事公開)