USBメモリーのような回転するモバイルハウス「Romotow」
頭を回転させたらトレーラーハウスも回転した!?
スイス・アーミーナイフからヒントを得たというモバイルハウス「Romotow」は、うい〜んと回転すると、オープンデッキが出現するガジェットライクなギミックが特徴です。白く艶やかに光る未来的な筐体は、コンピューターデバイスの様でもあります。実際、デスクの上にあるケースからくるりと回転するUSBメモリーに形状がよく似ています。
Romotowは、2012年にニュージーランドの建築デザイン会社W2によって、コンセプトデザインが発表されました。アウトドアと隔絶されたトレーラーハウスの密閉感を打ち破りたいとデザインされたもので、パテントも取得済み。プロトタイプの製作を経て、2017年に初号機の組み立てが開始されています。
Romotowのインナーパートが、油圧によってスムーズに自動回転して開くと、6.7mのオープン・デッキスペースが現れ、リビングスペースが70%も拡張されます。
ハイテク風デザインのアクセントとなっている丸いよろい窓を開閉することで、風通しをコントロールできる仕組みも秀逸。デッキの上のルーフと耐水性のフロアで、急な雨に慌てることもなさそう。ビルトイン・シェードを利用すれば日除けもばっちり。
Romotowの最大のチャレンジは、全長7.6m・幅3mの筐体を、SUVの牽引上限の2700kg以内に収めることだったとのこと。そこで軽量化のために、シャーシにカーボンファイバーを使用、隔壁にはヨット用の樹脂パネルを採用しています。
室内には、前方にベッドルームにカスタマイズ可能なリビング、中央にキッチンとバスルーム、最後部にベッドルームを備え、オプションとして、BBQデッキ、スライディングドア、家具、ソーラーパネルの装備が選択可能となっています。
実物大の図面に寝転がって、慎重にスペースを吟味する開発者。
Romotowは、オープンデッキでアウトドアを満喫するキャンピングはもとより、モバイル・ショップやゲストハウスなどに幅広く活用できそうです。
今年2018年には初号機が完成しそうなので、CGじゃなくて実物でインテリアや回転するところをチェックしてみたいものです。気になる価格は、「応相談」とのこと。
Via:
romotow.com
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