前回に続いて、完成した部屋の紹介です。今回は細かい家具や設備について。住み始めてから日常的に使っている場所なのですが、壊れたり、水が漏れたりすることもなく、使い勝手もなかなか良いとの奥さんの高評価も頂いています。

造ったものはこんな感じ。

キッチン
元々あったシステムキッチンの重々しくゴロンと部屋にある感じを変えたく、さらにここは製作せざるをえない場所なのでこだわりのある造りとしました。軽やかに見せるためにタイルの壁からニョキっとでた片持ち構造とし、シンクやカウンター板や、引き出しを取り付けました。使ったものは廃材やほかの現場で出たあまり材。びっくりするくらいお金がかかっていません。杉の赤身と白身の部分で柄をつくり白い壁にキッチンが映えるようにデザインをしてみました。使えるものは使い切る精神でキッチン下には前の住居で使っていたテレビ台を置いて食器棚にし、茶箱にキャスターを付けごみ箱にして使用をしています。（これがなかなか使い勝手が良い）


ベンチ
ここは人が来たらちょこっと座ったり、座卓にしてPC作業をしたり（この記事も座卓にして書いてます（笑））想像以上に使える場所になりました。茶箪笥の引違戸を再利用した収納は奥さんの化粧品入れ、座卓に鏡を置いて化粧もしています、そんな使い方もあるよね、といった感じです。

洗面台
先日のチョウハシさんの記事にもありましたトモタロウさんの製作した洗面ボウルです。大磯市で見たトモタロウさんの食器がいかにも陶芸な感じが全くなく、程よい可愛らしさ。こんな感じの家具があっても良いなと、トモタロウさんに洗面ボウルを依頼したのでした。こちらからはサイズだけ伝えあとは自由に造ってもらいました。工房も二宮団地から車で15分程の場所にあるので洗面台や器のご依頼をしてみてはどうでしょう。ただいま二宮のブーランジェリーヤマシタさんで（3/3まで）個展も開催されています。

使うほどに味わいが出てくる家具に囲まれ、程よく心地の良い暮らしができています！。月一回第四土曜日に団地のお部屋見学会も開催されています。詳しくはこちらからどうぞー。
https://www.nino-satoyama.com/

（2018年3月2日記事公開）