#69 二宮で暮らしてみた~二宮での暮らしを続けたいわけ~ |YADOKARI✕公社二宮団地

こんにちは、前回は二宮で暮らして分かったことについて書かせてもらいました。こうしてほとんど職住一体、二宮での生活時間が長いため、団地の良さ、二宮の良さが見てくる。まだ住んで間もないのですが、かつてない生活の心地良さ。しばらくここでの生活を続けたい理由をまとめてみました。

◆ちょっと足りないくらいがちょうどよい。
二宮町は今まで住んだ場所に比べればだいぶ田舎な場所で、徒歩圏内に生活に必要な機能があまりない。不便といえば不便なのですが、それが心地よい。都心であれば欲しいものが近くにあってそれを消費すればなんとなく心が満たされる、また別のもの欲しくなってそれを消費しないと満たされない。忙しい生活の中で足りなくなる心のゆとりをモノで満たしていたんだなと、二宮で生活をしているとよく感じるのです。ちょっと足りないくらいがちょうどよく、それを自分でなんとかするのがこの田舎暮らしの良いところ。

自分で造ったキッチンと茶箱のごみ箱。ここにいると買うのか造るかでまず悩む。

◆離れたくないコミュニティがここにある。
おととしからこのあたりで仕事を始め、同世代の同じく二宮や隣町大磯で生活する方々と知り合いました。皆さん二宮の暮らしに誇りを持っていて、生活圏もほぼ同じ、ちょっと近くに行けば誰かに会う。本当に小さくローカルなコミュニティだけどそれがあるだけでも生活が楽しくなる。この生活は時間をかけないとできないだけに、暮らせば暮らすだけ違う場所には行けなくなるのです。

月一回のコミュナルダイニングでのお食事会。ここでたくさんの方と知り合いました。

◆次の豊かな二宮暮らしが見えてくる。
これから増える若い団地の入居者も、子供が増えれば部屋も手狭になる。子供を抱え階段の上り下りもかなりきつい。そうなれば次の二宮暮らしも考える。私も元々このあたりで定住を考え、よくこの近くの環境も調べていたのですが、とにかく土地も家もゆとりがあり、価格もお手頃。自然も豊かなのだけど、都心からもぎりぎり断絶されない程よい田舎。生活の仕方に、ある程度の選択肢を残しながらゆとりのある生活ができる。そんな場所が二宮で、そんな受皿がコンパクトな街ながらたくさん残されているのです。

ゆとりのある百合が丘の住宅街。大きな土地に小さく住みたい。

まだまだ続く二宮団地暮らし。足りないことを楽しみ、程よい距離で人とつながる、毎日暮らしを楽しみながら二宮での将来を考える。こうしてちょっとの不便には目を瞑り、こちらの良いところだけを見て団地、二宮の生活を続けるつもりです笑。

(2018年3月31日記事公開)