ヴィンテージトラック愛が熱い。モバイルケータリングのピザ屋さん

via: coastalcrust.com

アメリカがもっとも輝いていた1950年代。街を走っていたポップな色彩とレトロな曲線美の自動車たちは、いまだに多くの人に愛される人気のデザインです。サウスカロライナ州の古都チャールストンに、ピカピカにレストアされた50年代のヴィンテージトラックが並んでいます。三角屋根に突き出た煙突はどこか日本の屋台を思わせる懐かしさ。「Coastal Crust」という人気のモバイルケータリングのピザ屋さんです。

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Coastal Crustのニューヨーク出身のオーナー、ブライアンは元プロサッカー選手という経歴の持ち主。チャールストンのサッカーチームにドラフトされたことがきっかけで奥さんと知り合い、この街に定住。ニューヨーク時代にすでにピザ店を開く構想を持っていた彼は、ヴィンテージトラックに対する偏愛を活かして、モバイルケータリングをおこなうピザレストランを始めました。

ブライアンは、ちょうど操業を開始した地元のフードトラック製造会社、Gorilla Fabricationと協力。ボロボロのクラシック・トラックを、センス豊かな配色やデザインで鮮やかに蘇らせていきました。パーティーの雰囲気を盛り上げるポップなヴィンテージトラックのケータリングは、チャールストンの街の評判となり、4年後にはMount Pleasantに1店目の固定店舗を、現在はGreenvilleにも店舗を構える成功を得ています。

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本場イタリアのValoriani社の薪オーブンで焼かれる、Coastal Crustの薄い生地のナポリスタイルのピザは小ぶりなサイズ。違ったソースとトッピングのピザを何枚も味わうことができます。サイドディッシュやサラダも豊富で、ドリンク専用トラックでは、地元の生クラフトビールやワインをサーブ。バーカウンターを備えた専用車両もあり、カスタムメイドの再生材テーブルを並べ、お好みの音楽を流して、企業のイベント、ウェディング、誕生会や交流会などの数々のパーティーをサポートしています。

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ブライアンはモバイルケータリングが軌道に乗ると、Coastal Crustのビジネスモデルをパートナーシップとして提供する事業も開始。自己ブランドで独立したいオーナーのために、ヴィンテージトラックをカスタム・レストアしてレシピや運営ノウハウも伝え、ネットワークを全米に拡大中です。

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こちらは、Absolut Vodkaの高級ウオッカ「Elyx」のプロモーション・トラック。ウォータータンクを模したトレーラー部分がかぱっと開いて、展示・試飲ルームに変わる遊心あふれるギミック。マットな仕上げが高級感を演出しています。

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Coastal Crustのサクセスは、けっして偶然のものとは思えません。ブライアンの人を惹きつける傑出したセンスと、ビジネスパーソンとしての才能が結びついたものと言えるでしょう。ベースにある本物のヴィンテージトラック愛が、事業の一本の芯となっていることがとても印象的です。

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