ヴィンテージトラック愛が熱い。モバイルケータリングのピザ屋さん
![](https://i0.wp.com/www.coastalcrust.com/assets/images/back_photo3.jpg?resize=1140%2C759)
アメリカがもっとも輝いていた1950年代。街を走っていたポップな色彩とレトロな曲線美の自動車たちは、いまだに多くの人に愛される人気のデザインです。サウスカロライナ州の古都チャールストンに、ピカピカにレストアされた50年代のヴィンテージトラックが並んでいます。三角屋根に突き出た煙突はどこか日本の屋台を思わせる懐かしさ。「Coastal Crust」という人気のモバイルケータリングのピザ屋さんです。
![](https://i1.wp.com/www.coastalcrust.com/photos/CC-boone0268.jpg?resize=1140%2C760)
![](https://i1.wp.com/static1.squarespace.com/static/53aed56fe4b0d621f6a90831/5789a4fe44024399693eef1d/5789a7f159cc680c787034a6/1483829895501/IMG_0886.jpg?resize=1000%2C750&ssl=1)
Coastal Crustのニューヨーク出身のオーナー、ブライアンは元プロサッカー選手という経歴の持ち主。チャールストンのサッカーチームにドラフトされたことがきっかけで奥さんと知り合い、この街に定住。ニューヨーク時代にすでにピザ店を開く構想を持っていた彼は、ヴィンテージトラックに対する偏愛を活かして、モバイルケータリングをおこなうピザレストランを始めました。
ブライアンは、ちょうど操業を開始した地元のフードトラック製造会社、Gorilla Fabricationと協力。ボロボロのクラシック・トラックを、センス豊かな配色やデザインで鮮やかに蘇らせていきました。パーティーの雰囲気を盛り上げるポップなヴィンテージトラックのケータリングは、チャールストンの街の評判となり、4年後にはMount Pleasantに1店目の固定店舗を、現在はGreenvilleにも店舗を構える成功を得ています。
![](https://i0.wp.com/static1.squarespace.com/static/53aed56fe4b0d621f6a90831/5789a4fe44024399693eef1d/5789a71a29687f705d83a3d9/1483829895374/IMG_2717.jpg?resize=1000%2C750&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/www.coastalcrust.com/photos/CC-boone0239.jpg?resize=1140%2C760)
![](https://i2.wp.com/static1.squarespace.com/static/53aed56fe4b0d621f6a90831/57899e7e893fc0d1c0d97004/5789a046d1758e37cc65d532/1468637269426/CC-boone0120.jpg?resize=1000%2C667&ssl=1)
本場イタリアのValoriani社の薪オーブンで焼かれる、Coastal Crustの薄い生地のナポリスタイルのピザは小ぶりなサイズ。違ったソースとトッピングのピザを何枚も味わうことができます。サイドディッシュやサラダも豊富で、ドリンク専用トラックでは、地元の生クラフトビールやワインをサーブ。バーカウンターを備えた専用車両もあり、カスタムメイドの再生材テーブルを並べ、お好みの音楽を流して、企業のイベント、ウェディング、誕生会や交流会などの数々のパーティーをサポートしています。
![](https://i2.wp.com/www.coastalcrust.com/assets/images/back_photo6.jpg?resize=1140%2C763)
![](https://i2.wp.com/www.coastalcrust.com/photos/coastcrust-78.jpg?resize=1140%2C760)
![](https://i2.wp.com/www.coastalcrust.com/photos/slideshow_photo2.jpg?resize=972%2C728)
![](https://i0.wp.com/static1.squarespace.com/static/53aed56fe4b0d621f6a90831/57899e7e893fc0d1c0d97004/582d3036725e256210e12516/1479356505460/Samel+Hodges-16.jpg?resize=1000%2C667&ssl=1)
ブライアンはモバイルケータリングが軌道に乗ると、Coastal Crustのビジネスモデルをパートナーシップとして提供する事業も開始。自己ブランドで独立したいオーナーのために、ヴィンテージトラックをカスタム・レストアしてレシピや運営ノウハウも伝え、ネットワークを全米に拡大中です。
![](https://i0.wp.com/static1.squarespace.com/static/53aed56fe4b0d621f6a90831/5789a4fe44024399693eef1d/5789a541e4fcb58615295d8d/1483829894675/IMG_1566.jpg?resize=1000%2C750&ssl=1)
こちらは、Absolut Vodkaの高級ウオッカ「Elyx」のプロモーション・トラック。ウォータータンクを模したトレーラー部分がかぱっと開いて、展示・試飲ルームに変わる遊心あふれるギミック。マットな仕上げが高級感を演出しています。
![](https://i1.wp.com/static1.squarespace.com/static/53aed56fe4b0d621f6a90831/5789b0c12e69cf573b46654f/5789b108f7e0ab358fc8a7a4/1468641552110/IMG_3735.jpg?resize=1000%2C750&ssl=1)
Coastal Crustのサクセスは、けっして偶然のものとは思えません。ブライアンの人を惹きつける傑出したセンスと、ビジネスパーソンとしての才能が結びついたものと言えるでしょう。ベースにある本物のヴィンテージトラック愛が、事業の一本の芯となっていることがとても印象的です。
Via:
coastalcrust.com
coastalcrustdesign.com
charlestonmag.com