【レポート】「ものづくりの民主化」が生み出す建築・住まいの未来 〜DIY、メーカーズ文化、世界に一つだけの家づくり〜|未来ものづくり会議

会場は2017年7月に誕生した「渋谷100 BANCHI」。パナソニック、カフェ・カンパニー、ロフトワークの3社が共同で設立・運営。若者たちと共に「100年先を豊かにする未来」の創造を目指し、日夜多様な実験の場を提供している場所だ。

いまや誰もがクリエイターになれる時代。YouTube や Instagram などインターネット上で自分の「好き」を表現し合い、つながり合う世界の次は、これまで専門知識・技術が必要だったリアルな「ものづくり」の分野でも、テクノロジーの発展と共に誰もが気軽にいろいろなものをつくることができる世界になりつつあります。それこそ家具や家までも。

その手段を手に入れた時、あなたは自分の人生を豊かにするために、何をつくり始めるでしょうか?

「未来ものづくり会議」は、アップデートされつつあるものづくりの未来について、この分野の一線で活躍するゲストを迎え、参加者と共にその可能性を考えていくイベントです。今回は「住まい」「建築」をテーマに、旬のお2人をお迎えしました。

写真左:加藤渓一さん/HandeiHouse project、写真右:秋吉浩気さん/VUILD

お1人は、株式会社 HandiHouse project(ハンディハウスプロジェクト)の加藤渓一さん。施主も、設計士も、職人も全員が同じステージに立ち、みんなのセッションから生み出される「世界にひとつだけの家づくり」を行いながら、住まいの実験室「HandiLabo(ハンディラボ)」を運営し、住宅の未来へ挑戦しています。

もう1人のゲストは、VUILD(ヴィルド)株式会社 代表の秋吉浩気さんです。3D木材加工機「ShopBot」の全国的な導入促進や、オンラインでオーダーメイド家具を自由に設計・オンデマンド出力できるプラットフォーム「EMARF(エマーフ)」の運営、さらにデザイン事業では、設計から施工までを一貫して自社で行なっています。
2019年、日本の建築デザイン専門月刊誌である『新建築』『住宅特集』で表紙を飾った、今の時代を代表するお2人が見ているものづくりの未来とは? イベントの内容をレポートします!

家を住まい手の「手」に還したい

加藤渓一(かとうけいいち)さんは、設計事務所studioPEACEsignを主宰する一級建築士であり、建築家集団HandiHouse projectの一員。2015年第1回「これからの建築士賞」受賞(東京建築士会主催)

加藤渓一さんは、2011年に始動した、デザインから工事のすべてを自分たちの「手」で行う建築家集団 HandiHouse projectのメンバーです。彼らは「妄想から打ち上げまで」を合言葉に、家の住まい手である施主が参加する、ワークショップ形式の家づくりを行っています。

“そもそも自分の家なのに、自分でつくれないのはなぜだろう?”

家は買うもの、つまり、いつのまにか供給側がつくり上げる物になってしまっている家を、住まい手の「手」に還したい。そんな想いから、まるで音楽のライブセッションのように、つくり手も住まい手も一緒になって楽しめる家づくりを提案してきました。

必要なのは、家と向き合う「勇気」と「覚悟」

写真提供:加藤渓一さん。床板を自ら施工する施主。

写真提供:加藤渓一さん。施主が「プロがいない隙に」つくった独創性あふれるドア

加藤さん:「ものづくりはコミュニケーションツールだと思うんです。家をつくる時に最も大事なのは、専門知識や技術ではなく、家と向き合う『勇気』と『覚悟』、つまりは主体性です。下手くそでもいいから手を動かしてみる。ステージに上がると景色が変わります。自ら参加することによって、家づくりや暮らしに対する見え方の解像度が高くなる」

実際にHandiHouse projectと一緒に家をつくった施主の方からは、「素人がプロに口を出していいのかなと思っていたけれど、ハンディの家づくりを間近で見ているうちに、施主ももっと意見を言っていいし、やっていいんだという気持ちに変わっていった」とか、「目の前にプロがいると恥ずかしくて積極的にできなかったけど、工事が中断している時に『今のうちにやっちゃえ!』って思うままにドアをつくった」などの声が聞かれます。

家ができ上がってから「どんな工具を買ったらいいですか?」と質問されたり、訪問するたびに内装が変化していたりすることも。

HandiHouse projectの施主たちは、まさに主体性を獲得しています。

終わらない家づくりを触発するコミュニティ

HandiLabo 駒岡。中に建っているオフィス棟は、雑誌『新建築』(2019年4月号/株式会社新建築)の表紙に取り上げられた。Via:https://handihouse.jp/

HandiHouse projectが目指すのは「終わらない家づくり」。施主自身が家を趣味にして、暮らしに「つくる」というスタンスを取り入れていくことこそ、実現したい姿です。

そんなHandiHouse projectでは、住まい手もつくり手も一緒に家のあり方やつくり方、楽しみ方を模索し、日本の住文化をつくり直すための実験・実践をしていくコミュニティとして、オンラインサロン(非公開・入会有料)とリアルなシェア工房(会員制)の2つからなる「HandiLabo」を開設しています。

建築をつくる行為そのものからデザインする

写真提供:加藤渓一さん

シェア工房「HandiLabo 駒岡」は、コミュニティのメンバーと共に、セルフビルドで巨大な倉庫を工房付きコワーキングスペースへ改装し、2016年に川崎市に完成しました。

加藤さん:「HandiHouse projectのオフィス兼倉庫であり、シェアスペースでもあるこのラボは、セルフビルドにひもづく4つのルールでつくりました。

1. どこでも、安価に、誰でも買える材料のみ使用
2. 華奢なサイズの軽い材木で人力のみで建てる
3. 特殊な加工は一切なし
4. 同じ行為の反復で誰でもつくりやすく

建築をつくる行為そのものからデザインしているとも言えます」

個の主体性が、住文化をつくり直す

写真提供:加藤渓一さん

HandiLaboでは、シェア工房でものづくりをしたり、オフィスを拠点に自分らしい活動をする入居者がいる一方で、オンラインサロンにも毎日のように、たくさんの人が自分でつくった内装や家具などの写真を投稿しています。「ものづくり」「家づくり」への関心を核としたコミュニティ内でメンバー同士が触発し合い、新しい創造を生み出す生態系が生まれています。

個がものづくりの主体性を取り戻し、ボトムアップで新しい住文化を形成する。そんな動きがここから「手づくり」で始まっているのです。

「建築の民主化」を目指して

秋吉浩気(あきよしこうき)さんは、建築学科を卒業後、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科X-DESIGN領域にてデジタルファブリケーションを専攻。2017年にVUILD株式会社 を設立し、「ShopBot」、「EMARF」、「デザイン」事業を展開している。主な受賞歴に SDレビュー入選 (2018)、ウッドデザイン賞 優秀賞(林野庁長官賞)受賞 (2018)、SDレビュー入選 (2019)、Under 35 Architects exhibition Gold Medal賞受賞 (2019) など。

秋吉浩気さんは2017年にVUILD株式会社を創業し、「ものづくりが人々の手に戻った時に何が起きるか?」をテーマに、みんなが自分でつくりたいものをつくる手助けをしています。

そのツールとなるのが、デジタルテクノロジーです。VUILDでは、米国製の3D木材加工機「ShopBot(ショップボット)」の全国への導入促進を行う一方で、2019年4月にはオンラインで家具をデザインしそのオリジナル組立キットを出力することができるアプリケーション「EMARF(エマーフ)」をローンチしました。

テクノロジーが人の創造性を引き出す

デジタルファブリケーションの力を使えば、専門知識や技術のない人でも、ものづくりがぐっと身近になる。富山県南砺市利賀村で開催したワークショップでは、自ら設計し組み立てた棚の一部に、「天の川」をイメージしたこだわりのパーツを組み込んだ女性も。© コラレアルチザンジャパン Via:https://readyfor.jp/projects/marebitonoie

EMARFを使って自分の好きな家具や建築物を設計し、そのデータをShopBotで加工、切り出されたパーツを組み立てることで、誰もが理想の椅子やテーブル、棚、ひいては家さえもつくることができます。EMARFがデザインの手助けを、ShopBotが加工の手助けをしてくれるというわけです。

これまで、作りたいと思っても知識や技術がなかった人でも、このサービスを使えば、基本的な機能を満たした棚はもちろん、さらにオリジナリティや工夫を盛り込み、「欲しかったけど、どこにも売っていなかった物」を自らつくり出すことができます。

テクノロジーによって、1人1人の創造性を大きく解き放つことができるのです。

限界集落に、まれに訪れる事のできる家を

富山県南砺市利賀村に完成した「まれびとの家」は、雑誌『住宅特集』(2019年10月号/株式会社新建築)の表紙を飾った。

2019年秋富山県南砺市利賀村に竣工した宿泊施設「まれびとの家」は、デジタルファブリケーションと地域の森林資源を活用した建築物です。

この家は、「まれびと」=「稀に訪れる人」のための住まいです。利賀村の森林資源の活用の依頼がきっかけで何度も足を運ぶうちに、豊かな自然や村人との温かい交流に魅了された秋吉さんでしたが、都会育ちの自分にはいきなり「移住・定住」というのもハードルが高いと感じていました。そこで、「宿泊と定住の間のような家の持ち方」はできないかと考えついたのが、この村を訪れる誰もが自分の家のように利用できる「まれびとの家」でした。顔の見える仲間たちと1軒の家を所有し、入れ替わり立ち替わり誰かが訪れるような仕組みです。人口の集中する都会と、高齢化・過疎化が進む地方との間に人々の還流を生み、不均衡を緩和する可能性も持っています。

地域の木材×伝統×テクノロジーが生み出す未来

木材を現地で調達し、現場近くのShopBotで部材の切削・加工を行なうことで、輸送距離や時間などあらゆるコストを削減する試み。初期費用はクラウドファンディングサービス『READYFOR』で調達し、目標金額の2倍である1000 万円を超える支援が寄せられた。工期は上棟まで約1日、トータルで6月と短い。Via:https://readyfor.jp/projects/marebitonoie

「まれびとの家」は、この地域の森林で育った材木を用いてつくられました。一般的な市場の規格・流通には乗せずに地元で使うことで、今まで運搬や加工などにかかっていた中間コスト・環境負荷を一気に削減できるのに加え、良質な木材であるにも関わらず細切れにされたり、バイオマスに使われてしまい、木を育てた林業従事者が報われないという不合理な既存構造の改善にもつながっています。

また、デジタル技術を用いることで、従来なら規格外の扱いになっていた「根曲り材」と呼ばれる材も活用できるようになり、デザインの人的資源が少ない限界集落のような場所でもデザイン性の高い製品を生み出すことができるというメリットもあります。

「まれびとの家」は、この地域に古くから伝わる合掌造りに着想を得てデザインされました。この村には、厳しい冬を越した春先にみんなでご祝儀を持って集落間を行き交い、飲み食いをして祝う春祭りの風習が残っており、みんなで貸し(Give)を与え合いながら循環させていく相互扶助「結(ゆい)」の文化が生きています。その象徴としての合掌造りを、テクノロジーを用いて現代版合掌造りとして再現することで、秋吉さんは未来の私たちが失ってはならない大切なものを掬い上げ、つないでいこうとしています。

自立分散型地域生産のインフラづくりを

希少な合掌造りが残る利賀村の集落「五箇山」には、木材はもとより山菜などの山の豊かな恵みがある。© ナントライフ Via:https://readyfor.jp/projects/marebitonoie

秋吉さん:「今回の利賀村の家はクライアントワークではなく、村の人と一緒につくるプロジェクトでした。掛かったコストは、今後この村や建物を訪れる人々が落としてくれるお金すべてでペイしていく考えです。

この『まれびとの家』は利賀村に限ったものではありません。この建物のデータを送って共有することで、全国どこの地域でも建てることができるようになります」

VUILDでは、すでに全国46台のShopBotを導入しており、2020年までに100台導入することを目標にしています。EMARFによるデザインとShopBotによる加工技術のネットワークを広げることで、危機的状況にある中山間地域が自らの資源を生かし、自ら価値あるものを生み出す「自立分散型地域生産」を行うためのインフラを整備しようとしているのです。

秋吉さんが目指すのは「建築の民主化」。人の創造性をエンパワーメントするテクノロジーの力で、個人や地域に「ものづくり」を取り戻し、そのつながりによって、既存の建築業界や社会の構造をも変革する新しい未来をつくろうとしています。

<第2部>パネルディスカッションと質疑応答

第2部では、会場の参加者、加藤さん、秋吉さんと、YADOKARIのさわだいっせいがディスカッションを行いました。そのハイライトをご紹介します。

ソフトがハードを超える時代の建築の可能性

参加者:「人口減少でハードでは人が集まらなくなっている中で、建築の可能性についてお聞かせいただきたい」

秋吉さん:「古いものをアップデートするだけでなく、新しいものをつくっていきたいと思っています。ハードとソフトは二項対立ではなく、交わり合っているものだと思う」

加藤さん:「例えば新国立競技場の建築は、ザハ・ハディト案をやめるのではなく、あれは日本じゃなきゃつくれないよね、となってほしかったんですよね。人々がものづくりへの主体性を取り戻すことで、建築への見方も変わっていってほしいなと思います」

ものづくりの楽しさ

参加者:「ShopBotでつくった物と、手ですべてつくった物との愛着の違いについてどのように思われますか? デジタルなものづくりにおいて、その人らしさの余白をどうつくるのでしょうか?」

秋吉さん:「僕は初めてShopBotを使った時、『つくれた!』という気がしたんですよ。自分が一生懸命考えたものが一瞬で立ち上がって、とてもワクワクした。僕はつくるプロセスじゃなくて『こんなのほしい』を考えるのが楽しい。ものづくりに向かう時のモチベーションとして、僕にはWhatとWhyが重要で、Howはそれほどでもない。入口と出口しかないような感じです」

加藤さん:「ものづくりそのものには意味はないと思うんですよね。ものづくりにおける『愛着』という言葉の危うさも、僕たちは認識しないといけない。
手づくりだからいい、ということではなく、何がほしいかを自分で考える、ということに価値があるんです。HandiHouse projectがやっているのは、『考えられる人』になるには体で理解していくと早いんじゃないか?というアプローチ。失敗しないようにと最初から正解を目指すのではなく、小さくつくってみながら試行錯誤を繰り返すことで、『自分で考えられる人』になっていく」

コミュニティをつくる理由

加藤さん:「つくる環境はあるけれど、関係性がないことで止まっている人が多いんです。コミュニティがあることで、そういう人が1歩を踏み出すきっかけになる。ものづくりは1人でやっていてもつまらないですよね」

秋吉さん:「コミュニティはある程度同質性を持った人の集まりなので、内側に向かうもの。EMARFが目指すのは、逆方向の開放性。インターネットの性質がもともとそうであるように、共有知というか、人知を超えた何かを人と一緒につくる、そのボンドになるのが、DIYとは違う、小さな出口としてのコミュニティなんだと思います」

インターネットとボトムアップ建築の関係性

さわだいっせい:「昔はメディアからの情報をみんなが見ていた、という流れ方でしたが、インターネットの浸透で個の力が強くなり、情報発信がボトムアップ型になりました。お2人がやっていることは『インターネット的』だと思うんです。いわゆるコンストラクション・テック(建築分野のテクノロジー)とITとを掛け算した時、何が生まれてくるんでしょうね?」

秋吉さん:「インターネット黎明期と同じで、今僕らは『ものづくりの黎明期』をやっているんだと思います。インターネット的世界観は世界を変えたけれど、ものづくりの領域ではまだこれから。今は『個のものづくり』のエンパワーメントをやっているところで、まず自立分散型の個の実現という段階です。その個をつなぐためのインフラ整備として、機械の導入やネットワークをつなぐなどの作業を今やっていると思っています。産業化をさほど経験しなかった辺境の地から活動を開始していく理由もそこですね」

加藤さん:「これから自動運転やIoTがさらに進むと、人はますます家から出なくなると言われています。建築が進化していないのは、人が心地よいと思う空間が、もしかしたら原始時代から根本のところでは変わらないからかもしれない。自分はとてもアナログな人間ですが、そういう人が根本的に感じる心地よさとShopBotみたいなものとが、どう融合していくのかは興味があります」

建築家×〇〇

さわだいっせい: 「今後、〇〇に何が入ると面白いのかなと思ってるんです」

秋吉さん:「建築家はまだ既存のOSの中で動かされている感があります。そのシステムをつくる側に回る必要があって、そのためのスタートアップを今やっていると思っています。ものづくりや建築の未来を考える時、1つの建物を設計するだけではダメで、その建物のデザインがどうこうという議論よりも、大きなシステムをどうつくるかが重要だと思いますね」

加藤さん:「僕は、秋吉くんと考え方の根っこは同じだと思っているんですよ。これからはいわゆる『多能工』(1人で複数の異なる作業や工程を遂行する技能を身につけた人)が活躍する時代。その中で、とりあえずやってみよう!とつくることを促しているのが自分だと思っています」

ものづくりの民主化が変える未来とは

特別な知識や技術がなくても、ものづくりができる時代はすでに到来していると言えます。その中で何より大切なのは「自分で考える」という力。自分に何が必要か、自分が本当にかっこいいと思うものは何か。「ものづくりの民主化」とはすなわち、ものづくりを通じた自己発見であり、自発性の発露の起爆剤なのかもしれません。「何かを生産したい」という本能的なエネルギーがものづくりの分野で解放された時、その影響は物や建築に留まらず、もっと巨大な何かを変えていく可能性がありそうです。

◎今回のスペシャルゲスト


加藤 渓一 さん
 HandiHouse project
<プロフィール>
1983年東京都八王子市生まれ。武蔵工業大学(現:東京都市大学)大学院修了後、MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO所属。2010年studioPEACEsign設立。翌年HandiHouse project始動。「妄想から打ち上げ」を合言葉にデザインから工事のすべて自分たちの「手」で行う建築家集団の一員。ロックバンドのライブの様に演者と観客が一体となって盛り上がり、熱狂の渦が巻き起こるような家・場作りを目指す。2014年春には海外進出。アジアの南端の島、東ティモールに出向き現地の人との恊働。もの作りを通じたコミュニケーションが人種や言葉の壁を簡単に越えて行くことを実感する。2015年第一回「これからの建築士賞」受賞(東京建築士会主催)
>>HandiHouse project


秋吉 浩気 さん
 建築家 / 起業家 / VUILD株式会社代表取締役
<プロフィール>
建築家 / 起業家 / VUILD株式会社代表取締役。
1988年大阪府生まれ。芝浦工業大学工学部建築学科を卒業し、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科X-DESIGN領域にてデジタルファブリケーションを専攻。2017年にVUILD株式会社を創業し、「ShopBot」「EMARF」「デザイン」事業を展開、「建築の民主化」を目指す。2019年より芝浦工業大学で非常勤講師を務める。主な受賞歴にSDレビュー入選 (2018)、ウッドデザイン賞 優秀賞(林野庁長官賞)受賞(2018)、SDレビュー入選 (2019)、Under 35 Architects exhibition Gold Medal賞受賞 (2019)。
>>VUILD