ライフスタイルをデザインする喜び!1971年に誕生した「Wayback Machine 1971」
皆が首ったけになるような、そういった真新しい物はここにはない。去る70年代、フィンランド人のマッティ・スローレンによってデザインされたプレハブ式レジャーハウスがこちら「FUTURO」。
FUTUROとはスペイン語で未来、という意味。見事、具現化されたその様は曲線が多様に生きており、まるで宇宙船内部で過ごしているかのようだ。オレンジや黄色といった、ビビットなカラーがまた、個性を際立たせている。大きくスペースを取る窓が、爽やかな開放感を与える。
総重量は約4トン。湖畔での週末、潮風の中で過ごす休日の午後、爽やかな風の吹く谷・・・どのようなシチュエーションにも応える、移動式住居である。室内にはバス、トイレ、キッチン、それになんとサウナまでもが付いている。嬉しい事に修理は無料!
金曜日の夜にでもなれば皆が肩を並べサウナで汗を流し、土曜、日曜と海や湖で泳いでリフレッシュして過ごす。何のために日々を送るのか、現代人が問われたら答えるのが難しいだろうか。それは70年代の彼等には簡単な問いだったようだ。偶然にも、日々の目的を決める選択権は私たちにある。70年代の彼等のように生活の中に楽しみを生む、その意味を知る機会を、私たちは先人に与えられている。
via: treehugger.com