自分たちで建てた自然に囲まれた暮らしができる家
「自然に囲まれた暮らしがしたい。」と思われることはありませんか。都会で暮らしながら、週末は借別荘暮らし?それとも、キャンピングカーを利用? でも、これからの人生は、自然に囲まれて、自分のお気に入りのスペースで過ごす時間を長くしたいと考えられる方は、例えば、自分で家を建ててしまうのはいかがでしょうか。
数年前、若き映画製作者のZach Bothは、10年以上使われている荷物用のバンを自分で改造。その移動可能なスタジオでアメリカ中を旅しながら働いていました。彼のノマド暮らしを支えてくれるこのスタジオの装備は、再利用の木材を使い、サスティナブルかつ洗練された美しいものでした。
ところが、彼は昨年の秋、ユルト(ゲル)で暮らすために車で旅する生活を卒業。 彼とガールフレンドのNicole Lopezは、オレゴン州ポートランドの郊外に6か月かけて建てたこのユルトで、快適な生活を送っています。
ユルトの直径は、30フィート。2人がデザインしたたこのユルトは730平方フィートの光で満ち溢れたリビングスペースに囲まれています。作り付けのモダンな家具や電化製品も揃っており、水や電気も完備。来客用の広々としたスペースも確保されています。ユルトの入り口からはいると、この広々としたソファとテーブルが迎えてくれます。ここで、外の景色を楽しみながら読書をしたり、会話を楽しんだりできます。憧れちゃいますね。
コンパクトなキッチンスペースは入口からはいって左手に。冷蔵庫も完備。作った料理は、キッチンスペースの横にあるダイニングテーブルへ。とてもスムースな動きで日常生活ができます。話をしながら、料理を準備できるし、友人を招いた気軽なホームパーティでも活躍しそうなスペースですね!
右手には、薪ストーブ。寒い日にはこのストーブの前で癒しの時間をすごせます。また、薪ストーブのそばにある植物が置かれた棚は、緑を置くだけの棚ではなく、リビングスペースとワーキング・スペースの間仕切りを兼ねています。家で仕事をする時は、リビングスペースとは分けられた仕事に集中できるスペースがあることは大切ですよね。
2人は友人や家族の助けを借りて、たった1度の週末で外部構造を建ててしまいました。内部構造は、キッチンとバスルームからなる中心設備、そして、ベッドルームは少し高いロフトにあります。この円形のベッドルームは、45もの植物の鉢と一日中豊富な光が入る天窓が特徴です。
ロフトにあるベッドルームには梯子をのぼっていきます。毎日冒険気分が味わえますね。
窓際に置かれた一人掛けのソファは、お日様の光を浴びてくつろぐ特等席かも。
このプロジェクトで注目すべき点は、2人の希望で建築中に彼らが学んだことをネット上に無料でシェアしていることです。彼らのサイト(doityurtself.com)には、詳細の段階をおった手順に加えて、すべての建築プロセスの写真やビデオがあります。また、アメリカにあるユルトの会社の紹介も含まれています。「何千年もの歴史があるユルトの構造を21世紀の現代的な建物に応用できたことは信じられないくらいた。」と2人は語ります。広々としたリビングエリアでは、読書をしたり、犬と遊んだりする穏やかな暮らしが待っています。
時には、玄関に腰かけて、雄大な景色を楽しむのも素敵。都会を離れて、光と自然と緑に囲まれた家で、リモートワークをしながら過ごす穏やかな暮らし。ユルトだったら、自分の建てられるかも。マイ・ユルト計画を始めてみませんか。
project info:
designers: zach both and nicole lopez
learn more: doityurtself.com