【鶴川団地 暮らしレポートvol.9】「旧白洲邸 武相荘」に行ってきました

こんにちは、鶴川団地コミュニティビルダーのおすずこと鈴木です。

バスと電車の通勤生活。

以前にも増して、読書に充てる時間が増えました。

お仕事から早めに帰宅する日は、鶴川駅にある本屋さんに立ち寄ることがありますが、土地柄もあってか、店頭には白洲次郎や白洲正子の書籍が充実しているコーナーを見かけます。

本屋好きの石橋もよい嗅覚を持っており、さっそく関連する本を購入。

白洲正子が武相荘での日々を綴ったものや人々との交流を描いた「鶴川日記」。

読み途中ではありますが、現在の鶴川とは異なる当時の風景が描写されており、そこに住む人々の暮らしぶりや著者の人となり、感性などに触れることができて興味深いです。

鶴川と言えば、白洲次郎と白洲正子が暮らしていた古民家があります。

そこで今回は、鶴川の名所である「旧白洲邸 武相荘」に足を運んでみました。

武相荘について

鶴川団地から徒歩20分のところにある武相荘。

鶴川駅からであれば、鶴川街道沿いを歩いて15分ほどでしょうか。

静かな佇まいをしていますが、入口前には看板があるのでスムーズに行くことができます。

武相荘は白洲次郎・正子の一人娘である牧山桂子さんによってミュージアムとして一般公開されています。

ところで、武相荘という名前。

武蔵と相模の境にあるこの地に因んで「武相」、そして白洲次郎のもう一捻りしたいという気持ちから無愛想をかけて名づけられたそうです。

ユニークな名前にセンスを感じます…!

ミュージアムの他にもレストラン、カフェスペース、ショップなども兼ね備えており、一つひとつ見どころや楽しみどころがあります。

土曜日に訪れてみましたが、レストランは満席状態で順番待ちだったので、その間に散策路や他の施設を見て回ることにしました。

武相荘 〜散策路〜

行く道はどこも自然豊かで、耳をすませば、生い茂る竹林のそよそよとした音も楽しむことができます。

 

水道の受け鉢には、椿が浮かべられていたり。

春を予感するように、桜がちらほらと咲いていたり。

ここでは春夏秋冬どの季節でも、色んな表情を見ることができそうな緑の豊かさがあるなぁと感じました。

武相荘 〜レストラン〜

ここでは入場チケットなしで利用できるため、ランチやカフェ目的で来訪される方も多く、地域住民の憩いの場にもなっているそう。

今回私たちは、カフェ利用でお天気も良かったためテラス席を案内してくださいました。

そこにはつる性の植物が掛かっており、藤棚かなと思いきや、3〜4月になると黄色いお花が咲く「雲南黄梅」だとお店の方が丁寧に教えてくださいました。

そんなテラス席で一息ついたところで、白洲次郎風「石橋」をパシャリ。

う〜ん、なんとも言い難いですね(笑)

おふざけが終わったタイミングで、注文したデザートの登場。

半分こにして、それぞれのデザートを味わっていただきました。

どら焼きは意外にどっしりとしたボリュームで、これと珈琲だけで満足感に満たされます。

チーズケーキはヨーグルトの優しい酸味を含んでいて梨のシャーベットも添えてあり、全体的に爽やかな一品でした。

これは定期的にランチやカフェに行きたくなるなぁと納得です。

武相荘 〜ミュージアム〜

程よく腹ごしらえをして、いよいよメインとなるミュージアム。

武相荘は、春・夏・秋・冬と季節によって展示品の入れ替えを行っているそうで、今回は「冬」がテーマになっていました。

室内撮影禁止のため、文章のみのご紹介になります

入館料1,100円で室内へ入ることができますが、受付時にJAF会員証を提示するとポストカードを1枚プレゼントしているとのこと。

私も石橋もJAF会員のため、計2枚のポストカードをいただきました。

室内には、白洲正子のこだわりの調度品や着物等が所狭しと並べられていたり、戦後日本の再独立に役割を果たした白洲次郎の貴重な資料も展示されています。

日本の伝統的な家屋ですが、室内は西洋的なものも含まれており、和洋折衷な空間を楽しむことができます。

白洲次郎・正子の洗練された暮らしぶりや感性を隅々まで触れることができ、とても見応えあるミュージアムです。

鶴川に来たら、ぜひ足を運んでみてください。