シャボン玉のように自然にとけ込み、移動可能な多機能スペース「Aeropolis」

巨大なシャボン玉のようにも見える「Aeropolis」は、どこにでも存在する“空気”に形を与え、あっという間に人が集まる一時的な空間をつくることができる。

耐火塩化ビニル(PVC)で作られているインフレータブルパビリオンで、形状を維持するためにインダストリアルファンが使用され、必要な空気圧が保持されている。

コペンハーゲンで行われた「メトロポリスポリスフェスティバル2013」では、創業者Marco Canevacci率いる建築集団Plastique Fantastiqueと地元の文化機関が協力をし、13ヶ所ものそれぞれユニークな場所に「Aeropolis」が作られた。

湖畔、橋の下、教会の中、緑豊かな公園などの様々な周囲の環境を考慮しながら、ヨガ、芸術、武道、ダンスパフォーマンスや音楽コンサートなどのイベントスペースとして利用され、その100平方メートルの一時的に作られた空間には、たくさんの人が集まり、13の異なる場所でそれぞれが都市活動の拠点となり、市内に新しい命を吹き込んだ。

その存在は、本当のシャボン玉のように周囲の空間に影響しないため、既存の都市に自然にとけ込み、様々な環境に合わせて多機能スペースとして使うことが出来る。

必要な時に必要な場所に作ることが出来るコミュニティセンターは、今後様々な私達の社会活動の拠点となるだろう。

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via: dezeen.com