「モノや人に執着しないと、人生が楽しくなる」
人は誰でも生きている中で、
どこか心細かったり、寂しいと感じるところがある。
だから、毎日毎日、一生懸命努力して、
いろんなモノやカタチを手にすることで安心する。
生きている手がかりを探して「私は、ここに居るよ」って
証を確かなものにしたくて、頑張るのではないだろうか。
人間関係も同じだ。
常に自分を支え、励まし、愛をくれそうな人を探し求め、
その人たちに嫌われないように、
つい頑張ってしまうあなたがいる。
そうしているうちに、
あなたの人生という羅針盤に霧がかかり始め、
さらには、どこを指しているのかも
分からなくなってしまうことすらある。
そんな時は、一呼吸置いてみよう。
いいじゃないか、たまには。
携帯もカバンも置いて、何も持たずに出かけよう。
都会の騒がしい人ごみから離れてみよう。
夜空を見上げてみよう。
川のせせらぎに耳を澄ましてみよう。
海を見ながら、砂浜に寝そべろう。
日の出を見ながら、温かいコーヒーを飲み干そう。
あなたのお気に入りの場所で、
何もしない自分を観察しよう。
そうやってるうちに、
一生懸命、手にしようと思っていたモノは何だったのか、
大したモノじゃなかったと、霧は晴れてくるもんだ。
あなた自身の人生がまた動き出した時、
あなたと同じような、自分の足でしっかり立ってる人たちが
あなたの周りに自然と集まって来ることでしょう。
そういう地に足が着いた人達との
心地よく創造的な関わりの中で、
「絆」や「愛」という
本物の安らぎを感じることでしょう。
執着を捨て、恐れを手放そう。
それは、人生が楽しくなる秘訣だから。