廃棄予定のコンテナが街のバス停を変えた!バス停という名のコミュニケーションスペース「Barneverd North Bus Station」
以前までは無人だったバス停に、コンテナの再利用をきっかけに新たな風が吹き込んだ!オランダのBarneverdに、NLデザイン事務所が設計したもの、機能的且つデザイン性を兼ね備えたバス停というのがこちらである。
ガラス張りの壁に、屋根の部分には再利用した輸送用コンテナを使用している。経費削減、利用価値は無限大のそのコンテナのうち3つは屋根の部分に、そして1つは構造の中央に時計台としての役割を担い、内部には自然光を取り入れたトイレが設置される。見上げる屋根高く頭を掲げるのは、日に輝く風見鶏。地元の鶏卵生産の発展を願って今日もその身体を煌めかせる。
“バスの待ち時間を、もっと有意義でハッピーなものに”というキャンペーンの一環で、計20カ所ものコンテナを再利用したこのバス停が設置された。1カ所につき計4個のコンテナを使用しているという事は・・・なんと80個ものコンテナを廃棄から救い生かしたのである。無人で味気のなかったバス停が、ドラマティックに表情を変えた。カフェスペースや花屋に人は集い、無線LANや床暖房に人は居心地の良さを感じる。
街のバス停が、最小限の労力と最大限に利用価値を全うしたコンテナの再利用でこんなにも意義性を宿した。長いと感じていたバスの待ち時間だが、このような有意義な空間ならバスを一本乗り過ごして次のでいいや、なんていうこともありそう。
via: urdesign.it