アルプスのハート、チロルで迷い込む不思議な空間「Ufogel」
Ufogelとは。その名の通り“UFO”と、ドイツ語で“鳥”と言う意味を持つ”Vogel(フォーゲル)”を合わせた造語。建築家ピーター・ユングマンによる設計である。こちらはオーストリアの南西部チロルに構えるレンタルハウス。名前の由来は、様々な角度からこの家を眺めた時のフォルムにある。まるで地球外生命体の住処のように見えたり、まるで始祖鳥の横顔に見えたりする、角度により全く持って似て非なる表情を見せるのだ。
氷河きらめくアルプス山稜を眼下に春夏秋冬、四季の移り変わりは利用者を飽きさせる事は無い。一階部分にはキッチン付きダイニングルーム。半階部は東を向いた直角的な窓から山々を見下ろすプレイスペース、最上階には寝室とバスルーム。室内はオーストリア唐松の木の板張りで、目にも楽しい曲線を自由自在に描いている。
シャワーを浴びる。座り、食事を摂り、横になる。日常を構築するあなたのありふれた一挙一動が、Ufogelの中では何故か特別な意味を持っているかのように感じる。そこはアルプスのハートと呼ばれるチロルに存在する、私たちの理想の城なのだ。窓の内側から、深々と降る雪を穏やかに眺める為の床暖房も施されている。利用料金は一室一泊€120(2名)、現在のレートで約16000円。2名以上の利用は5名まで可能、1人追加ごとに€25ずつの支払いをする。私たちはそこで、豊かな時間を過ごせるという意味での贅沢な楽園を、知ることができるのかもしれない。
via: ifitshipitshere