日本人は「愛を受け入れ、繋がる」ことを取り戻し始めている
日本は歴史的にみても、島国であるがゆえ、
比較的孤立し、自己完結型の文化を歩んできました。
現代においてさえ、他の地域との交流において、
社会的・政治的にも防壁を保ち続けている
文化や組織などをあまり変えていません。
全体の調和を大切にして、
個の主張や表現にはあまり重きを置かず、
民族精神、村意識の中で高度に自己完結し、
強く結束したままでいること選んだ日本人。
これが日本文化の大きな特徴です。
それにも関わらず、3.11という大きな災害によって、
私達、日本人は世界からの援助に頼らざる得ない状況となりました。
それらの援助に頼ることを、日本人は許すことによって、
社会構造は変わり、境界線、防壁、心の壁は崩れつつあるのだと思います。
こういった頼らざる得ない状況となったことで
やっと「愛を受け入れ、繋がる」ということを
自分自身に「許す」ことができるようになっていくのでしょう。
日本は「努力、勤勉、義理堅い」人種で、
「精神性が高く、己を律し、他人を思いやる」素質を持ちながらも、
実は「愛を受け入れ、繋がる」ことを自分達に「許す」ことが
できなかったのかもしれません。
文句や意見を言うことも少なく、
毎日を黙々と努力と勤勉に生きる日本人は立派です。
でも「自分に優しく、愛を受け入れ、繋がる」ことを
「自分に許す」ことが今まさに必要なんだと。
少しづつ進化していかなければならないという、
そんなシグナルがあったのが3.11のように思えます。
「愛を受け入れ、繋がることを自分に許そう」
「私達は素晴らしい素質を持った日本人なのだから」