利用可能な天然資源を最大限に活かした、環境に優しいイースター島の宿泊施設「morerava cabin」

人の住む大陸からは2000キロメートル以上離れている180平方の小さな島、イースター島。日本から最も遠い島のひとつで、周囲には島らしい島がほぼ存在しない絶海の孤島。

今では観光で人気のモアイ像で有名なこの島に、悲しい過去があることをご存知だろうか?モアイ像の建設、開墾や漁猟の拡大と食糧生産に比例して伸びる人口増加に木材を大量に使って、島のほぼすべての森林を伐採し、限られた資源と貧しい環境から、人々が争い文明が滅びたといわれている。
このほかにもこの島には多くの謎が残されていて、この島のミステリーにひかれ、世界中から多くの観光客が訪れる。
Morerava Cabin1島を訪れる観光客は、高級ホテルからテントキャンプまで、宿泊施設を幅広く選択することができる。その宿泊施設の1つである「morerava cabin」は、AATA1級建築所事務所によって、雨、太陽、そして暖かい温度等の利用可能な天然資源を活かし、島の自然環境にダメージを与えないよう設計されている。

さらにイースター島は、天然資源が非常に希少なので、諸島地域資源を保護し、在来の植物や動物の損傷を防ぐために、「morerava cabin」は、最初にチリ本土で構築されている。
Morerava Cabin13太陽光発電、自然喚起・雨水収集システムによって、ガスや電気の使用を避け、島の資源の過剰消費を避けることができる。そんな地球に優しい素材で建築されたキャビンには、薄型テレビ、専用バスルームが備えつけられていて、家族や友人と楽しむ為に設計された共用キッチンやバーベキュー設備も利用でき、屋根付きの広々としたテラスが魅力の最大6名様まで宿泊できる。
139337268446273島のことを大事に思い、島を傷つけないようにと設計された「morerava cabin」。
イースター島を訪れた際は、是非宿泊してみてほしい。そして、今ではごつごつした岩ばかりの印象が強いこの島に、緑があふれていた時代を想像し、現代の地球に同じことを繰り返さない為にも、歴史にも少し触れてみてはいかがだろうか?
Morerava Cabin5
Via:
http://morerava.com/
http://www.archdaily.com/