世界の小さな住まい方

小さく構える、たとえフィールドがどれだけ大きくても。「Twin Cabins Eyrie」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2014.11.17
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ニュージーランドのノースランド地方、カイワカの草原に2つのキャビンがあります。ノースランドは、ニュージーランドの中でも最北端にある地方で、カイワカはその地方にある人口540人ほどの小さな村です。

小さな村の大草原にあるのは「Twin Cabins Eyrie」という小さなお家。木材で作られており、外部からエネルギーを供給しないオフグリッド仕様です。1500㎡2の、宮殿が建てられそうな広さの土地にポツンとふたつ。その姿は大海原にゆらゆらと浮かぶ2隻のボートのよう。

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川に向けて取り付けられた窓からは、空・太陽、川・対岸の緑といった自然の色が、綺麗にグラデーションを形成します。
またこの家の出入り口にはドアがありません。代わりに、出入り口から窓を通して景色が一直線に見えます。景色や自然が、貫通しています。外と内の境目がなく、何とも形容しがたい構造になっています。中にいても壁はあれども香りや景色は外のようです。

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この家はオークランドに拠点を置く建築事務所「Cheshire Architects」によって設計されました。Cheshire Architectesは、「構造」に焦点を当てて設計しています。また顧客と密な関係を築き、建築を共につくりあげる仲間だと捉えています。

この家のテーマには「逃げ場」「衰退する国の休憩所」といった事柄が含まれています。大きな土地に小さく住まいを構える。もしかするとこの在り方には、未来の住まい方に関するヒントが詰め込まれているのかもしれません。

名称未設定 3
Via:
ideasgn.com
cheshirearchitects.com

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佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

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