世界の小さな住まい方

ここちよい木目の空間、キャビンで過ごす公園の夜「Modern Prefab Cabins for California State Park」

前橋史子プロフィールアイコン | 2014.11.14
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カリフォルニアの州立公園では現在、新しい試みが行われています。それは、プレハブのキャビンを観光客に提供し、そこでキャンプしてもらうという試みです。文化的にも、経済的にも、オペレーションとしても前代未聞ですごく挑戦的だったこの計画。いったい、どのようにして達成されたのでしょうか。

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このプレハブのキャビンをデザインしたのは、カリフォルニア州立ポリテクニック大学の学生達。「キャビン」と聞くと、なんだか寒そうで、狭っこくて、機能的ではないものを想像される方もいるかもしれません。しかし、このキャビンは違います。

斜めの屋根の、このキャビンは天井が高くてすごく広々。その中に、必要な機能がコンパクトに収められています。内装は、壁紙もなければ塗装もされていない合板むき出しの仕上げですが、逆にそれが、木のぬくもりで空間を暖かくしています。

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学生のアイデアをまとめ、デザインを監修したのは、同大学のJuintow Lin教授。学生たちに、文化的要素、持続可能性、移動性、そして構造上の問題をいかにバランスよく解くかを考えさせ、できあがったのがこの形でした。
シンプルな構造技術と素材を用いることで、工場で簡単に組み立てられ、移動も簡単な構造を完成させ、その問題に答えたのです。

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そしてその構造が、印象的なファサード(建物の正面デザイン)を作り上げています。どの面を見ても台形なのが特徴のこのキャビン、奥行きが感じられ、ゆったりとした空間を作り上げています。ウッドデッキもあるので、座りながら星をみて夜を過ごすのも楽しそうです。

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現在では、ビーチを含め、たくさんのカリフォルニア州立公園に設置されているこのキャビン。ナパ・バレー、タマルパイス山、クリスタルコーブ等、有名な公園の中にも設置されているそうです。カリフォルニアの公園という広大な自然の中で、こんな温もりあるキャビンでのんびり夜を明かす、なんていうのもいいですね。

Via:
dwell.com
inhabitat.com

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前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

HP:pictured

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