世界の小さな住まい方

材料は廃タイヤ、みんなで建てる草原の家「Micro Earthship」

YADOKARIプロフィールアイコン | 2014.12.1
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世界的なサーフタウンとして有名な北ニュージーランドのラグラン。その海を眼下に望む広大な丘陵の一部の土地を購入したNathanさんとJessさん夫婦が現在も建築中なのが、床面積わずか10㎡のとても小さな廃タイヤの家だ。

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処分に困る廃タイヤや空き缶などのリサイクル品を使用したEarthshipと呼ばれる持続可能な建築のパイオニア、Michael Reynolds氏のワークショップで家作りを学んだ二人は、方々を探し回り、ラグランの市街地から25km離れた丘の上に理想的な土地を見つけると、フェイスブックで家作りのワークショップ開催を呼び掛けた。

すると瞬く間に家族や友人の他、ニュージーランド各地からEarthshipのファンやエコフレンドリーな建築に興味のある人々がこの丘に結集した。

悪天候の中、わずか4日間で構造体となる廃タイヤに土を突き固めてできたブロックを250個と、円筒型の屋根の骨組みを完成させ、壁のアクセントとして使われる空き瓶を利用したレンガも、参加者の協力のもと仕上げることができた。

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母屋から少し離れた場所にあるトイレからは、豊かな草原の風景を一人占め。ラグランの海と草をはむ羊たちの点在するこの絶景を目にすれば、ドアなんていらないんじゃない?と思うのも不思議ではない。

「これから壁に漆喰を塗って、ロフトに上る階段を作って、ここにはベンチと小さなキッチンを置くつもりだよ。」と嬉しそうに語るNathanさん。まだ全てが完成するのには時間がかかりそうだが、ニュージーランドの雄大な景色を前にしては、工期の心配はナンセンスというもの。
これから生まれるベビーの誕生を心待ちに、周囲の協力も得ながら、数ヵ月後にはこの牧歌的な風景に溶け込んだかわいらしいMicro Earthshipがお目見えすることだろう。

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モデルルームを見てマンションの購入を決めたり、メーカーや工務店などのビルダーによる家作りが当たり前の現在の日本。
NathanさんとJessさんの家を見ていると「家は自分たちで作れる」というシンプルな事実でさえ、とても新鮮に感じられる。日本でもログハウスをDIYで組み立てるような例はこれまでにも存在したが、このカップルの家のようにSNSやインターネットでつながった人々が、共同して小さな家作りを楽しむという形態は、今後家作りの新しい潮流として拡がっていくのだろう。

Via:
livingbiginatinyhouse.com
facebook.com/TheSavvyPeasantsEarthship
earthship.com

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Writer YADOKARI

ミニマルライフ/多拠点居住/スモールハウス/モバイルハウスを通じ暮らし方の選択肢を増やし、「住」の視点から新たな豊かさを定義し発信します。暮らし方の選択肢を増やすことで、場所・時間・お金に縛られないライフスタイルを実現し、人生の満足度/幸福度を向上させます。

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