世界の小さな住まい方

外と内、相対的な関係が形をつくる「Allndale House」

前橋史子プロフィールアイコン | 2014.12.19
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Allandale Houseは、「A」の文字を押し出したような形をした一軒家です。この家のオーナーは、ちょっと風変わりな鑑定家とその家族。なにが風変わりかというと、彼女が持つコレクションの種類。それらは、他に類を見ないくらい多岐に渡っています。ワイン、世界にたった数冊しか存在しない本、鳥のぬいぐるみ、ヘラジカの剥製……などなど、たくさんの大事なモノ達が、この家に所狭しとディスプレイされているのです。

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この家は、よく見ると3つの部分に分けることができます。西側に位置する部分には、図書館、ワインセラー、ガレージがあります。中央の一番ワイドな部分には、ベッドルームとバスルームの2つのフロアがあります。そして、東側に位置する部分には、リビング、キッチン、ダイニングエリアがあります。

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このA型の外形は、内装のラインにダイレクトに影響を与えています。壁が急な角度になることで、床と接するところにいくらかの厚みが必要になり、その厚みを利用して本棚ができています。今まで、ただ図面上で黒く塗りつぶされるだけだった壁厚の部分が、巧く収納へと活用されています。

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様々なことが計算され尽くしたこの家ですが、もちろん、最初からこの形だったわけではありません。3つのセグメントの相対的な方向や回転幅、それぞれのセグメントの幅、三角形の頂点の位置等の要素のあらゆる可能性が試され、最終的に全てのバランスがとれたのが、この形だったのです。

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このように、外形と内装のライン、そして収納との相互的な関係が随所に現れ、巧く組み合わされたこの家。全てが絶妙なバランスの上でなりたっているこの家も、オーナーにとっては、コレクションの一つだといえるのかもしれません。

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Via:
arthitectural.com
wojr.org

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

前橋史子プロフィールアイコン

Writer 前橋史子

青森生まれ、神奈川在住。津軽弁と英語とちょっとだけ標準語が得意。デザインの仕事をする中で自分の生活がなんだかよくわからなくなったため、”豊かにくらす”ことの答えを見つけるべく、日々模索中。主婦業をしながら、地元の野菜を販売したり、珈琲を提供したり、写真を撮ったり、ものを書いたりする生活を送る。NYに住んでいた頃にはまったビールと珈琲が大好きで、夢はいろんな人に美味しい珈琲とビールを届けられる場所を創ること。

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