世界の小さな住まい方

彼は屋根に何を見る?「Paris roof Tops」

佐藤英太プロフィールアイコン | 2014.12.26
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prt_14電線から電線へ飛び移る鳥のような視点で、街にあるお家の屋根を見てみよう。あなたの目にはきっと、凝縮されたその街の姿が映っているだろう。

これは、パリの街の「屋根」に焦点を当てた「Paris roof tops」という作品だ。これの作者、ドイツ出身のフォトグラファーMichael Wolfは今までの人生のうち、約10年間をパリで過ごした。ドイツに生まれた後は、カナダ、ヨーロッパ、アメリカと、世界各地で育ってきた。現在は香港に住んでいる。

94f6f996ec3a866ce6d587d28bd5b809いろいろな土地に住むと、その土地の「色」のようなものが見えてくる。それは絶対的な色なのか相対的な色なのかはわからない。きっと彼も、いままで住んだ土地のそれを胸に抱えているだろう。

06彼は「Paris roof top」という作品に、彼の感じたパリの街を表現している。おそらく、建物が所狭しに並んでいる印象を持っているのだろう。満員電車に乗った時のように、窮屈そうに「きゅっ」と身をすぼめる感覚だろうか。

prt_16日本で過ごしているから筆者から見ると、この写真が屋根であることがすぐには分からない。土製の花瓶を逆さまにしたような煙突があることから、なんとなく屋根なのだろうと感じる。そしておびただしい数のそれが並んでいる様子から、Michael Wolfにとってのパリは身をすぼめたくなるものかと推測できる。

prt_13_40x56しかし彼はこの作品に、全く別の視点を取り入れている。それは「屋根ひとつひとつがそれの哲学を内包している」ということだ。そう考えて見てみると、各々の表情が違うように思う。

彼は家(屋根)の表情を観察することに何を見出したのか。窓でもドアでも観察し、彼の真似をしてみたら少しは分かるのかもしれない。

0102
Via:
thisiscolossal.com
nationaltraveller.com
photomichaelwolf.com

 

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佐藤英太プロフィールアイコン

Writer 佐藤英太

世界の小さな住まい方ライター担当。

新潟うまれ新潟育ち、お米とお酒が大好き。長野県松本市在住。ゲストハウスのヘルパースタッフ兼フリーライター。
ものづくり→森づくり→木工職人→農のある暮らしへと関心が移り今に至る。学部時代は「感性工学」に興味があり、心理学と情報処理を専攻していた。「考えること」が好き。「美しいもの」が好き。
キーワードは「農的暮らし」「旅」「表現」。
農的暮らしは、在り方として健全で、美しい。旅をしたいのは、美しいものを見たいから。自身の中にある「美しい」を余すところなく表現したい。今後は高知県に移住し、「農的暮らし」に挑戦する予定。日々の暮らしや感じていることをブログで発信している。

FB:佐藤 英太
HP:エータノート

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