作業小屋が大変身!大きくなガラスドアを持つ、風が吹き抜ける家「Holden Street」

Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com

オーストラリアに建っているこの家は80年代に作業小屋として建てられたものだ。細長いつくりの建物には奥まで光が入らず、寒さと湿気が悩みの種だった。

Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com

Nest Architectsはガーデンに面した壁一面を、大きく開くスチールフレームのガラスドアにした。このことにより、暗く湿った作業小屋は光をいっぱいに取り込み、風が通り抜ける家に生まれ変わった。
リビングはもう一面が大きなガラス窓でとても明るい。赤レンガの壁をダークグリーンのつたが生い茂り、夏には涼しげなインテリアの一部となる。冬には煉瓦の壁が吸収した熱がガラス窓を伝い取り込めるようになっている。

Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com

部屋の中のインテリアは赤レンガにリンクした朱赤、オレンジ系の小物、グリーン、グレー、白とシンプルだがコントラストが美しい。キッチン、バスルームはモノトーンで清潔感が感じられる。
プレイルーム兼ベッドルームは白が基調で小物で色を取り入れてポップで楽しい。昔使われていた暖炉が面影を残し、何とも言えない味になっている。シンプルでナチュラル、アクセントが効いた小物使いはお手本にしたいインテリアテクニックだ。

Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com

レイアウトにも工夫が見られる。真ん中にバスルームがあるのだ。これはリビング・ダイニングエリアとプレイエリア兼ベッドルームを分ける役割も担っている。小さい子供がいるとおもちゃなどにスペースを占められることが多いが、このレイアウトだと大人の空間も確保しやすく、落ち着けるだろう。バスルームの外壁は木貼りでナチュラルなインテリアとなっている。

Via: smallhouseswoon.com
Via: smallhouseswoon.com

リビングから外へ出るとデッキがありアウトドア用のテーブルが置かれ、庭も部屋の一部として機能している。
改築依頼当時は、若い夫婦と子供の3人家族用であったこの家。現在は家族が増え、4人で暮らしている。ガーデンのテーブルで遊ぶ子供の姿や、リビングでくつろぐ夫婦の姿など、楽しく暮らす様子が容易に想像できる。大人も子供も幸せな、温かみをも感じさせてくれる家である。

(文=加藤聖子)

Via:
smallhouseswoon.com
nestarchitects.com