世界の小さな住まい方

自然に親しむための設計と思想を持つホテル「Casas na Areia」

石井敦子プロフィールアイコン | 2015.1.26
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都会での生活に疲れた時に、つい足を延ばしたくなるのが海ではないだろうか?
ポルトガルのコンポルタは白い砂浜のビーチ、地ワイン、新鮮な魚や水田などで有名だ。ここに来た人たちは、自然にどっぷりと浸かって、ゆっくりした時間を楽しむ。
そんな時間をさらに有意義にする空間がポルトガルにある。

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コンポルタの美しい海岸は真っ白な砂浜で有名だ。足の裏に触れるきめが細かい砂は柔らかく、まるでシルクの上を歩いているようだ。
この良質な砂を最大限に生かすべく、建築家のマヌエル・アイレスマテウスは、そのままホテルのフロアの一部とした。自然に回帰したいならば、その欲求を建物が満たしてくれるだろう。

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木材の壁面とヨシの屋根の建物がリビングルームとダイニングエリアになっており、フロアは砂浜になっている。一方で、ベッドルームやシャワールームなどのプライベートなスペースは、白いコンクリートの壁面に、床もコンクリートとなっていて対照的だ。

ここに来たゲストたちは、砂を利用した床のせいで、足が取られてつい思うように早く歩くことができない。それが建築家の狙いだった。
「ここに来たら、普段の忙しい生活は忘れて、くつろいでほしいんだ。自然の素材でできた建物の中でゆっくり過ごすことで自然とのつながりを感じるはずだ。それが大事なんだ。」

ここでは、近くに流れるサド河自然保護地区に生息するフラミンゴやコウノトリを捜しに行ってもいい、バードウォッチングをしてもいい、海岸で乗馬するのもいいし、ただゆっくり美しい景色を見ながら読書を楽しんだっていいのだ。

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当初は週末を過ごす別荘として建築されたが、ホテルへと変貌を遂げた Casas na Areia。大勢でワイワイと過ごすのも良いし、恋人と二人っきりで貸し切りにするのも良いかもしれない。

Via:
welcomebeyond.com
casasnaareia.com
estmagazine.com.au

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石井敦子プロフィールアイコン

Writer 石井敦子

世界の小さな住まい方ライター担当。

1970年東京生まれ、鎌倉育ち。幼少から未知の世界を求めて三輪車で近所を徘徊。米国への留学をきっかけに徘徊の規模が世界へと広がる。好奇心旺盛で、異文化への興味は特に強い。お呼びがかかれば、インドの結婚式にも馳せ参じるフットワークの軽さと、虫以外はなんでも食べる食欲がウリ。異国の住民目線の生活を好むため、旅の手段も現地人の家に転がり込む居候型。世界中で家族を増やす計画を実行中。鎌倉在住。好きな言葉「Nothing is useless(人生に無駄な経験なし)」

TW:@azkoishii
HP:Nomad Azko的世界放浪

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