世界の小さな住まい方

音楽フェスで大活躍!蜂の巣型キャンピングハウス「B-and-Bee Camping」

石井敦子プロフィールアイコン | 2015.1.29
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日本人ならば観たことがあるであろう、この蜂の巣型の物体。そう、あのカプセルホテルを彷彿とさせる。
これは音楽フェス用に新しく作られた組み立てられる宿泊施設「B-and-Bee Camping」だ。

音楽フェスティバルなどの観客たちの中で、いつものテントには飽きたけど、高級なキャンプにお金を払うほどの余裕もないという人のためにベルギーが主導して設計した「B-and-Bee」が好評だ。
木製の「B-and-Bee Camping」は、蜂の巣のような構造を持ち、積み重ねることができる。安全で、居心地がよく、デザイン性が高い、テントの代替品となるものだ。

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「B-and-Bee Camping」はプレハブ式で、組み立てやすく、対角線に4段まで積むことができ、100メートル幅で50名までの収容が可能だ。また解体もしやすいのでイベント会場での設置に非常に適している。各モジュールはベースのフレームにクレーン車を使って巻き上げて格子状に連結されている。

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各「B-and-Bee Camping」の蜂の巣はキングサイズのベッドが収容でき、ベッドの下に荷物置き場があり、ロッカー、照明や電源機能を備えてある。日中はキングサイズのベッドを折りたたみ、ソファとして使うことでより広いスペースでくつろぐことも可能だ。

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各蜂の巣はドアの代わりにロールアップカーテンが採用され、完全に外部と遮断されていないため、室内にいながら音楽を楽しむことができるようになっている。またカーテンを開ければ寝ころんだままパフォーマンスを楽しむこともできる。

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蜂の巣の上の階に行くには軽量メタル製階段がフレームに沿ってかけられている。梯子よりずっと登りやすいので、多少酔っぱらっていても安心だ。

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この「B-and-Bee Camping」はベルギーで活躍する四つの企業が協力して、世界中の音楽フェスティバルなどでも需要が見込めるこの独創的な宿泊施設を開発した。設計時には、デザインチームは利害関係者にあたる、セキュリティー会社、フェスティバル主催者や都市サービスから様々な要望やニーズを満たすために、十分な話し合いを重ね、丁寧にリサーチを行った。

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「B-and-Bee Camping」は音楽好きの人には音楽を聴きながら心地よい眠りにつけ、しかもリーズナブルな価格と、良いこと尽くしだ。
「フェスティバルに来る観客のために、異常に高くてオーバーブッキングされたホテルの代わりに、快適で居心地の良い宿泊施設を考えてたのよ。その時に人のための蜂の巣をつくったらどうかってアイデアが浮かんだのよ。」と共同開発者のバーバラ・バノトーレは語る。

CompaanとLabeurの社会企業家がコラボレーションして、アントワープの持続可能なイノベーションコンペ賞を受賞した蜂の巣ホテルが最初のコンセプトだった。
その後、開発者であるバーバラ・バノトーレとロン・ハーマンスが提携して、製品化すべくブランドデザインエージェンシーのアキレスデザインやビジネスコンサルタントを巻き込み、音楽フェスティバルなどをターゲットとしてB-and-Beeプロジェクトはスタートした。

チームは試作を重ね、輸送、運用、保守のためのシステムを改善していった。これまでのフェスティバル主催者からの反響をもとにマスプロダクションを2014年の秋に目指している。

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ちなみにこれまで開催された様々な音楽フェスティバルで試用された「B-and-Bee Camping」は主催者側から大絶賛の反響があったそうだ。
日本の音楽フェスでも「B-and-Bee Camping」を観る日も近いかもしれない。

Via:
b-and-bee.com
dezeen.com
gizmag.com
dailymail.co.uk
archdaily.com

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石井敦子プロフィールアイコン

Writer 石井敦子

世界の小さな住まい方ライター担当。

1970年東京生まれ、鎌倉育ち。幼少から未知の世界を求めて三輪車で近所を徘徊。米国への留学をきっかけに徘徊の規模が世界へと広がる。好奇心旺盛で、異文化への興味は特に強い。お呼びがかかれば、インドの結婚式にも馳せ参じるフットワークの軽さと、虫以外はなんでも食べる食欲がウリ。異国の住民目線の生活を好むため、旅の手段も現地人の家に転がり込む居候型。世界中で家族を増やす計画を実行中。鎌倉在住。好きな言葉「Nothing is useless(人生に無駄な経験なし)」

TW:@azkoishii
HP:Nomad Azko的世界放浪

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