世界の小さな住まい方

大丈夫、臭いません!ニンニク型のロハスで可愛いテント「Froute Pod」

伊藤 愛プロフィールアイコン | 2015.4.26
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街のイベントや野外フェスで見かけたら思わずニッコリしてしまいそう!オーストラリアの建築家ユニットgiant grassが現在開発中のこのテント、ニンニクみたいなゆるーいフォルムが行く先々で人気者になりそうな予感です。

全体像の写真を見ただけではなんとなく小ぶりな印象がありますが、実際は内径が3m、内部高さも最大で2.4mと、頭もつかえず、ダブルベッドも無理なく置ける余裕の広さがあります。ニンニクのようなユーモラスな形は、空間を最大限活用することを計算したうえでのデザインです。

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入口脇の二枚のフラップは日中なら外側に大きく開けて日よけのオーニングに。テントの下に敷かれたリサイクルパレットのデッキで居住空間がさらに広がります。

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このテントの特徴的なフォルムを支えているフレームには竹が採用されています。giant grassのこれまでの建築プロジェクトでも、竹は主要な材料として使われてきました。建築資材としての竹の魅力は大きく分けると二つあります。
一つは生育の早さ、農薬を必要としないこと、製品になるまでのエネルギー消費がとても少ないことなど「環境面でのメリット」。二つ目は鉄よりも優れているという抗張力、コンクリートよりも強いとされる圧縮強度など、「素材としてのポテンシャルに優れていること」。

また丈夫で耐水性もあるキャンバス地のシートと竹のフレームの組み合わせは、テントの置かれた周囲の緑と調和して、内からも外からも見る人の心を解きほぐしてくれるようです。夜には竹を編んでできたシェードが真っ白なキャンバスに幻想的な影を映し出してくれます。

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ベースのパレットの持ち運びを考えると、キャンプ用のテントとしてよりも、戸外でヨガ教室やアロマの施術などに使ったり、広いお庭で子供たちの基地にしたり、いくつか並べてグランピング用の宿泊施設として使ったりすると面白いかもしれません。こちらのテントはまだ試作の段階なので価格などの詳細は未定ですが、数か月後には製作が本格的にスタートする予定といいます。

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見る人の感覚や世代によって、懐かしのアニメの壺のようにも、ロールプレイングゲームのキャラクターのようにも見えてくる不思議な癒し系テント。あなたがオーナーになったなら、ここでどんな時間を過ごしてみたいですか?

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Via:
giantgrassdesign.com
designboom.com

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YADOKARI「未来働き方会議」オープン!

伊藤 愛プロフィールアイコン

Writer 伊藤 愛

1975年、北海道羊蹄山麓の雪深い町に生まれる。
半ミニマリスト的生活を送る中で小さな家に興味を抱く。
元々美しい家やインテリアが三度の飯よりも好き。

学生時代訪れたイギリスで古い建築が市井の人々の生活の場として機能していることに感銘を受ける。
そのノリで札幌市郊外の中古住宅に住み、真夜中に突如思いつきで家のペイントを始める「ゲリラ的DIY」を敢行するも、
往々にしてあまりに微妙過ぎて家族にも気付かれていない。

そんな生活から一変、降って湧いた引っ越しで持ち家や車を手放すと、人生一度きりという言葉がリアルに迫ってきた。
今では美しい風景を求めて旅に出たいとウズウズする毎日。

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